第18回、第19回 発想法、コンクール、企画書、脚色
第18回 シナリオの発想法、コンクール
発想法
オリジナリティの追及今までにない題材=経験にまつわるエピソードから発想を広げていく→住んでいた所、仕事、趣味、病歴等。今まで見た事のないシーン、主人公のキャラクター。
シナリオコンクール
応募要項はそれぞれ違うので必ずチェックして指示に従う事。
ポイントは題名、あらすじ、本文最初の20枚で面白いと思わせる事。
題名→本文を書く前に決めておく。イメージを合わせれば内容にあわせなくてもいい。文体は かな漢字>カタカナ>アルファベット
あらすじ→キャラクター、困らせる事、クライマックス(ボリューム多め)まで書く。
【課題】
今回の宿題のテーマは 「あらすじ」 原稿用紙4枚
仮にコンクールに応募するとして、あらすじを書いてみる。2時間、1時間モノ。
文章表現が要。
第19回 企画書
シナリオを読んでもらうための企画書、提出先は業界関係者。基本的に通らない現実。
表紙→左上から企画案
企画意図→ですます調、”売り”を書く。
キャラクター表→シナリオの人物表とは違う。主人公から分量多めで紹介形式。
ストーリー→あらすじになる。必ずクライマックス、エンディングまで書く。分かり易く、面白く。
※企画書の形式はプロデューサーによって違う。例になる企画書を予め見せてもらうべき。
シナリオは書き続けろ
企画書作りに追われてもシナリオは書き続けないと力が落ちる。シナリオが上手ければ企画書も書けるが、企画書だけ上手くなるとシナリオが書けなくなる。プロットライターになるな。
シナリオにおける脚色
脚色とは”原作”ありきの作品の映像化
1、キッカケだけ原作でシナリオはほぼオリジナルになる。
2、短い原作を膨らます=拡大脚色
3、大きい原作を尺に収める=蒸留脚色
原作を見る
原作をまず通読、一気に読む→面白い所だけ、ポイントを絞る→クライマックスはどこにあって描写は十分か確認→そして精読→メモ書き、プロット出し→時系列にする→感情の時系列も抜き出す→シナリオ化
※1番キャラクターが前に出ているシーンをとにかく1発目にシナリオに起こす。イメージが膨らみやすく、キャラクターが動きやすい。
※原作モノは原作者とのコミュニケーションが必要。
※「読んで面白い」と「映像として」どうなのかを考える。
【課題】
今回の宿題のテーマは 「脚色」 原稿用紙20枚
題材「赤い屋根」を脚色する。登場人物は人間の設定に変える。氏名、年齢をつける。
実写の映画の前提。題名含めあとはいかようにもしてよい。
答え:テーマは変えないようにしないと脚色にならない。