第22回、第23回 カセとディテール、修了式
第22回 シナリオにおけるカセとディテール
カセ=予め自由を縛る設定をしてドラマを盛り上げる、引き立てる要素。
カセ表の利用→カセの要素が1つでも入ると効果的。新規でシナリオを書く場合はもちろんのこと、行き詰ったりホン読みで直しになった場合にも役に立つ。
※行き詰まったら「何かないか」では解決しない。具体的なモノからイメージする。イメージキャスト、カセ表を利用する。
〜管理者より〜
カセ表について、「カセの研究」と題した資料を貰いましたが、かなり複雑かつ観測的なのでこのサイトに掲載は致しません。
”観測的”とはカセの具体的な部分が映像コンテンツの設定の集まりでしかないということです。
ある映画はこんなカセを設定している、このドラマはこんな設定を用いている、といった感じであくまで設定の域をでません。
言いかえれば「人の営みの中で邪魔する要素やハンデに感じる事象」をある程度まとめたもの、であります。
書店に行けばカセに対する表現まで例題で示してくれる書物があります。当サイトの「いい参考書って?」エントリーページをご覧ください。
カセ表にご興味ある方はご質問ください。
秘密性
物語を面白くする秘密性は効果絶大である。1、主人公に秘密を持たせるパターン→面白くするエッセンス。
2、主人公が知らない秘密→秘密は共有できる。主人公以外は知っている秘密は観客も含める事が出来る。
※秘密性のカセの使い方→観客に予めバラしておくことが原則。謎ではない。謎のままでは成立しない。
ディテールとは
必要かいらないか、ではなく、面白いか、面白くないか、である。無駄なシーンでも面白くなれば加えるべきである。
※ディテールの工夫→普通のシーンでは面白くないモノでもディテールを考えれば面白くなる。
【課題】
今回の宿題のテーマは 「片思い」 原稿用紙20枚
ディテールを加える。ドラマを盛り上げるカセを盛り込む。どうして片思いなのかを描く。
第23回 シナリオスクール基礎課程修了式
〜管理者より〜
最終日はもう授業が無いため管理者は欠席しました。修了証書とクラスアップの案内は後日、郵送されてきました。
お疲れ様でした。