お話しってどうやって作る?|シナリオ教室の劣等生

お話しってどうやって作る?

 

管理者がシナリオスクールに通った目的のひとつがこれ、お話しの作り方である。

 

でも、正直分からなかった。抽象的過ぎて理解が及ばなかった。

 

結局、分からなかったからシナリオスクールを離れた。

 

周りを見ても分かっていそうな人はいなかった。

 

それでもTVには毎日違うお話しが湯水のごとく流れている。

 

これには法則性が無いのか、説明できないのか、そんなことはないのである。

 

 

 

邪魔なモノの排除から

 

 ”ドラマとは変化である” ”人の数だけドラマがある” ”葛藤を描け” ”人物を掘り下げろ” 
 ”天地人をはっきり示せ”

 

いやはや、どれも抽象的でハッキリしない、と管理者は思います。

 

あまりシナリオスクールの悪口ばっかりは書いても意味が無いので先を見たいと思いました。
でも分からなかったんだから言わせてください。

 

 「シナリオスクールは言葉が足らない」 と。

 

管理者は自分で書籍等でいろいろ調べました。シナリオ以前にお話しってどうやって想像するのか、そうしたら案外いろんなパターンが見えてきて言われてきた事の意味も理解できるようになりました。

 

まぁ、管理者の主観に過ぎないのですが・・・

 

シカトするべきモノ

怒られるかもしれませんが、お話しを構築しようとした時に一番邪魔くさい意識はというと・・・

 

   起承転結  です。

 

そう、シナリオスクールでも各項目丁寧にバラして授業に盛り込んでいました。でもこの意識から抜けないといけません。お話しを作る事がややこしくなります。

 

 ”起承転結” とは俯瞰的観測に過ぎません。カンタンに言うと出来あがったモノを観測したらこうなっていた・・・的なものでしかありません。序破急も同じです。

 

お話しを作る際に 
「起」 はこうして・・・
「承」 はこうして・・・
「転」 はこうして・・・
「結」 はこうしよう・・・

 

などと考えては絶対にいけません。頭がおかしくなりますし、この視点からは絶対に面白いお話なんか想像できません。だから無視します。忘れましょう。

 

我々は評論家講座に入った訳ではありません。
ですからこんな外からみた形の解説は本当に邪魔くさいのです。

 

 「昨日の夜のドラマ、”承” のところがハラハラした〜」
 「週末見た映画の ”結” で涙が止まらなかった〜」

 

なんて言いますか?言いませんよね。

 

管理者の主観で恐縮なのですが、何かを人に伝えたい時に総論で示して例文で各論の解説をする日本人の悪いクセは最近とても鼻に付きます。
その典型がこの ”起承転結” を語る事なのです。

 

起承転結の意味をバラして個別に意味を説いて、完成した映画を持ち出して 当てはめながら例として解説するやり方は、どうですか?皆さん本当に理解できていますか?

 

管理者は 「ふ〜ん」 としか感じません。

 

とても、その解説から物語の創造なんて、それこそ想像付きません。

 

ですから使えません。

 

例文に頼った解説は解説にあらず

 

このサイトもなるべく例文を載せないように努力しています。

 

それはなぜか。

 

申し上げている事をちゃんと考えて欲しいからに他なりません。

 

引用例というものは分かる人には分かり易い側面は確かにあります。つまり裏を返せば分からない人には伝わりません。

 

それは情報として欠陥品でしかありません。

 

考えて頂いてそれでも納得が行かなければ更に説明が必要なのですが、このサイトの内容に関しては、それは個別にメールフォームにてお伝えしようと考えております。
どうぞお気軽に問い合わせてください。

 

とにかくこの例文が氾濫しているシナリオ指南書も本当に多くて、それでも知っている、見た事がある洋画ならなんとなく分かるのですが8割方、引用されている例文の映画が分かりません。
結局作者の言いたい事が例文に頼っているせいで伝わってきません。

 

それは優秀な本ではありません。ユーザーを納得させられないのですから、それでいてお金は取っています。理不尽です。

 

この件はシナリオスクールに対しても、世に出回っているシナリオ指南書に対しても、管理者的にフラストレーションが溜まっているので書かせて頂きました。

 

脱線してすみません。

 

 

 

面白いお話しの作り方

 

エラそうに他人に文句付けておいて、「じゃあ、お前は分かってんのかよ」 とツッ込まれれば開き直るしかありません。
スミマセン、勉強中です。

 

でも、一定の法則っぽいものは見えてきたところもあるのです。
このページでは初歩中の初歩のみ紹介します。
一応、初心者向けですので。

 

最初と最後が違わないといけない

 

※お断りしておきますが、お話しの作り方に ”絶対にこれ!” というものはありません。また ”面白い” にも人それぞれ違います。
一応、優先事項は考えて載せてありますが 決してこれが正しいとは思わないでください。

 

皆さんの ”オリジナル” が必ずあるはずなので、取るべき所を取っていただいて、捨てるべき所は捨てて下さい。自分の作り方を見つけるヒント程度と解釈してください。

 

 

お話しの構造から見ていきます。
まず、この点は必須です。

 

 最初(アンチテーゼ) と最後(テーゼまたはジンテーゼ) が必ず存在します。

 

お話しには最初と最後があります。永遠に続くお話しは、人に聞かせる場合、ありません。必ずオープニングがあり、エンディングがあります。
その最初と最後で何かが変わっていなくてはなりません。

 

それが何かは作者によるのですが、ともかく最初と最後が同じではなく、違った形にならなければお話として面白いとは思われません。

 

それを “変化” とか ”ドラマ” とか言います。これらにはもっと複雑な意味もありますが今はこれでいいです。

 

言葉の意味はともかく 最初の形と最後の形の差異をザックリでもいいので、お話しを構築する前に決めておかなければなりません。

 

何が変わるのか、人か、性格か、はたまた有形物か、無形物か、現実に起こった事か、フィクションか、なんでもいいのですが 最初の内は予定は未定でも構いません。

 

変わる ”何か” をとりあえず予め決めておきます。

 

そしてこの決めた部分がそのお話しのテーマになる可能性が高いのです。
もちろん、考えているうちに変わることもあります。お話しが熟成される前であれば変更して、熟慮したら決めておきます。そしてその決めた事に従ってお話しを肉付けしていきます。

 

テーマを一旦決めたとすれば、そのお話しを続ける以上変えてはいけません。
変えると話が支離滅裂になってしまいます。

 

テーマがお話しの目的になります。空想のお話であっても目的なしにお話しは進めません。

 

テーマの条件とは、これも絶対にこれ!というものではありません。
映像の目的には違いないのですがテーマ自体に物語の描写の一部を持ってくる事もありますし、上記の変化の過程とその具体的な動機をモチーフとするものもあります。

 

ただ制作上一貫されるものなので前述の記事でも書きましたが、調整の対応のし易いフレキシブルで、あやふやで、ゆとりのある文言であってもいいのです。
印象として適当、いいかげん、なに言ってんだかわかんない・・・そんなテーマ設定が意外とまかり通っています。

 

なのでとりあえず、お話しには最初と最後の違いが必ずあるということを覚えていてください。

 

逆に最初と最後で、違いが何もないとどうなるか、それは物語にはなりません。お話しとはなりません。

 

そういう映像もありますよ、でもそれはドキュメンタリーであってお話しではありません。
あくまで人に聞かせる、人を楽しませる前提のお話しの構造です。

 

劇的に、一応2次元よりなので

 

このサイトは2次元よりなのでアニメに関して言えばこの最初と最後の違いは劇的にするべきなのです。
 ”劇的” について、少し考えてみてください。何をどうしたら ”劇的” になるのか。

 

なぜ劇的にするべきなのか、それはなんでも描けるからなのです。

 

実写の場合はそう簡単にはいきません。
セットだって作るとなれば かなりお高いそうですし、俳優だって暇じゃありません。いろいろと制約があります。

 

でもアニメだとどこへでも行けますし、何にでもなれます。表現するにあたり、自由度が高くてコストもかからないのが最大のメリットなので、それを利用しない手はありません。

 

逆に自由度がありすぎて線決めが難しいという点も内包していますが大きな変化を描くなら実写を凌ぎます。
そのかわり、アニメは実写に比べて画面から伝わる説得力に欠けています。
アニメキャラクターとリアルの俳優さんと比べると我々に伝わってくる情報量が圧倒的に違います。

 

劇的にお話しを作る場合、最初と最後の変化の振れ幅が大きいほど面白くなる可能性が出てきます。

 

何を変化させれば面白いのか

 

最初と最後で変わる部分が人間の感情だったり、気持ちだったり、想いだったり・・・
見えるモノの変る様も面白いのですが、こういったメンタルに関わる変わりようを書ければ共感されやすいお話しになります。

 

要するに人に関する変化がもっともポピュラーであり、題材はそこらじゅうに存在しています。
我々リアルで生活している人間もデフォルトで変化しています。毎日変わり続けているのです。
それは人の ”成長” です。
見た目もそうですが気持ち、心の部分も絶えず変化するもので、そういった 「変わる様」 をシナリオ化していきます。

 

のっけから難しい事並べても意味が無いので、とりあえず触りだけですが参考にしてみてください。

 

ちょっとザックリ過ぎるかもしれませんが、ここでは3つだけ押さえてください。

 

 ・最初と最後で 「変化」 する
 ・アニメなら変化は 「劇的」 に
 ・変わるを書くなら 「心」 系

 

この3要素だけでも十分面白いお話しが想像できますし、今TVで見ているアニメもこういった要素が上手く表現されています。(されていない下手なモノもありますが)

 

お話しを作る事は決して簡単だとは申しませんが少なくともシナリオスクールの課題をこなすには足りるかなと思います。

 

実際にシナリオを執筆されている人はこの3要素を点検してみてください。
うんとシナリオっぽくなりますよ。

 

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 シナリオ執筆完全作業マニュアル〜シナリオを書き始める前に必ずやること〜 のもくじを紹介します。

第一章 シナリオ構築の全体像
  • 参考に過ぎません
  • 必要な作業とは
  • 小から大へ向かう
  • この作業に取り組める人とは

第二章 実作業に取り組みましょう
  1. テーマの設定
  2. ログラインの決定
  3. お話しの骨格を設定する
  4. キャラクターを作ってみよう
  5. プロット出しでアイディアを量産する
  6. 箱書きで構成を検討する
  7. 下書きシナリオ執筆
  8. 推敲と清書

第三章 お話しの作りはお手本からマネをする
  • 現実的な“マネ”とは

第四章 コンクールに応募する場合
  • 応募要項は鉄板ルール
  • スケジュールに気をつけよう
  • 添付するあらすじについて


※PC画面で23ページ、16075文字



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