脚本が書けるようになるには

 

 

我々は、デフォルトで、脚本は書けない。ではどうすれば ”書ける“ ようになれるのか。

 

シナリオスクールで教わることはシナリオの入り口にしか過ぎない。

 

書式は簡単である。問題はその先にあるのだが、そこまで親切に教えてはくれない。

 

それが現実なのだ。

 

 

 

書き続けなければ書けなくなる

 

一応、管理者も含めてこのサイトをご覧になっている方は基本的に脚本が書けない人だとお見受けします。
どうすれば脚本、シナリオが書けるようになれるのでしょうか。

 

それは脚本、シナリオというものをひたすら書き続けるしかありません。

 

 ”卵が先か鶏が先か” 的な理屈ですが 脚本というものを、下手でもなんでもいいから書き続けること。
これしかありません。

 

シナリオスクールに通っても とどのつまりこの作業の繰り返しを実践させているだけなのです。
 ”書き続ける事” この一言に尽きるのです。

 

シナリオスクールのカリキュラムはカテゴリー「シナリオスクールのリアル基礎講座」を見て頂ければお分かりになるかと思いますが、見ての通り段階的に書く分量を多くして ”脚本” というものに 徐々に慣れていく工程を主作業としています。
けっこう時間をかけて慣れさせています。

 

講義と合わせて次週の宿題としてシナリオ形式の課題をこなしていくわけですが最終的に半年かけて2枚から20枚まで書けるように導いてくれます。
書いた課題は添削されて翌週に帰ってきます。内容の善し悪しはともかく20枚書けるようになったら(その時期がきたら)あとは毎回違うテーマに沿って20枚のシナリオを書き続けます。
最上位クラスまでトータル50本+α書いていきます。

 

講義や課題添削、ゼミ形式で仲間によるディスカッション等も行いますが、シナリオスクールの主旨とはこの ”書き続ける” ことにあります。
管理者の勝手な解釈ですが シナリオスクールの存在意義とは「シナリオを書き続けられる環境を提供する」ものと理解しました。

 

シナリオスクールの存在意義についてはまた別のページでお話ししようかと思いますが(長くなるので)この書き続けること、継続して書く事は初心者でもプロの脚本家の方も共通して「やっていなければ書けなくなる」事実に基づいた行動なのです。

 

これは脚本、シナリオに限った事ではありません。

 

スポーツなどは顕著に この継続しているしていないで結果が変わります、というかやってないと結果なんて出せません。
人間の原理とも言いましょうか、プロであろうと素人であろうと上手い下手以前に継続しているか、していないかが結果と直結します。人の基本機能の ”歩く事”、歩行にしても歩くことを止めてしまうと歩けなくなります。なので入院等で寝たきりな人は復帰に際してリハビリという練習をこなします。そうしないと危なっかしくてまたケガすることになります。

 

ごちゃごちゃ言いましたが、志は続けられて初めてスタートラインに立てるのです。
脚本、シナリオに関しては 特殊な文章を継続して書くことなんて日常では有り得ないので、スクールに通ったりしてその環境に身を置くことで学習とします。

 

そんな学習法の一つでしかないスクール通学、または通信講座なのですが、それではそれが王道かというと そうではありません、というか王道は他にあります。

 

先に要点だけ押さえておきますと・・・

 

脚本、シナリオを書くための覚えるべき ”書式” はすこぶる簡単である
脚本を書く事の問題はその先にある
書けるようになる事と 上手くなること、プロになる事は違う
シナリオスクールで書き続けても本質は見えてこない、プロにはなれない

 

これが要約した本質です。

 

無論、書き続けなければならない前提はあるとしても、管理者はシナリオスクールの提唱通りでなくても 「文字を自分から出力する」 ことで賄えるところもあると、認められるのではないかと思うのです。

 

シナリオは書くだけなら簡単です。問題は書くことの先、創作する部分が一番肝心で、いくらシナリオ形式の文章を書けても それだけだは意味が無いのです。

 

趣味であればそれで十分でしょう。現にシナリオスクールに通っておられる人の中には文化教室、カルチャースクール替わりに来られている方もたくさんいました。
それはそれでいい。

 

でもプロを目指す、脚本家になる目的があればもっとダイレクトで本質を突いたアプローチが必要なのです。

 

そうであるにしても「書き続けなければ書けなくなる」は事実として認識しておきましょう。

 

 

”本物”な人たちはどうしている?

 

それでは業界で働いているプロな人たちは脚本、シナリオにどのようなアプローチをしているのでしょうか。

 

管理者は ご覧になっているみなさんと同じ素人で それ以下な存在でしかありませんが、業界のプロフェッショナルを考察していて感じるのは 「脚本脚本」言っていないのです。

 

むしろ「映像映像」、だったり「制作制作」だったり、「お金お金」だったりします。

 

分かり難いですよね。つまり脚本、シナリオを主として捉えていないで、もっと大枠で見ていて、その一部として脚本がある という印象です。

 

アニメ業界における脚本家の立場的な考察は他のページでしてみますが(これも長くなるので)プロの脚本家さんが実際に脚本を書くに至った経緯は、少なくともシナリオスクール経由ではありませし、コンクール入賞でもありません。

 

もちろんそういう経緯の作家さんも活躍されていますが決して王道ではありません。しかもスクール出身、コンクール入賞をキッカケとして作家になられた事を表に出していない作家さんが多いのです。

 

シナリオスクールではプロの脚本家さんを招いて講義を行うイベントもたまにやるのですが、事アニメに関しては スクールのメインは実写なので、そもそも少ないところもってきて、さらにマイナーな扱いをされていた印象がありました。

 

余談ですが、シナリオスクールの印象はあくまで実写、実写でも日本映画と日本の地上波テレビのホームドラマをベース・・・といいますか、リスペクトされているところを随所に感じられまして、アニメや演劇、戯曲というところはあまり得意分野でないようです。斜陽な日本の実写映画ですよ。新しみは乏しい印象がありました。これっていかがなものなんでしょうか。

 

 

そんな印象なので第一線で旬なアニメの脚本家さんはお見えにならないで どっちかというと実写畑でアニメもやる脚本家さん、スクール在籍時にコンクール入賞を果たして実写からアニメ畑に転向(?)されたかたのお招きしかありませんでした。

 

まあ、第一線で旬な脚本家さんは忙しくてスクールなんか行ってられないのが現実かとは思いますが。

 

アニメの脚本家さんは脚本を書くに至った経緯に、大きく分けて2通りのパターンがあるようです。

 

制作文芸出身と絵描き出身です。

 

いずれもアニメ制作会社に見習いから入ってステップアップされてきた方々です。これが王道のようです。

 

管理者はいままで「なんで文芸担当が脚本を書けるのか」がわかりませんでした。

 

アニメ制作会社に就職→雑用係り→文芸担当→演出補→演出→絵コンテ→脚本→シリーズ構成→監督・・・

 

すご〜く簡単なアニメ制作の出世パターンですがこんな感じで間違いないと思います。
イメージが湧かない方は 水島努監督の「SIROBAKO」でも見て下さい。

 

絵描き出身の方は上記「文芸担当」というところが原画とか作画とか動画とかキャラデザとか作画監督とか、絵にまつわるパートになります。

 

文芸担当者のホンにおける立場的最大のメリットは・・・

 

担当した番組の作品すべての脚本がみられるところにあると思います。
しかも制作の実作業として、制作の流れの中で脚本を見られる、実際の作家さんとやりとりしながら上層部の意見もなにもかも全体を見通せる立場に いながらにしてプロの脚本家の仕事を見られます。そして自分のモノにしていけるのです。

 

これはうらやましい限りです。

 

シナリオスクールに一所懸命通って、ない頭しぼって課題提出して一喜五憂して、目指す所が見えなくて・・・・・・なんてやっていた自分が馬鹿に見えてしまいます。

 

つまりあくまで脚本家にしても演出家にしても 現場主義なのです。現場に入って感覚を磨くこと、これが王道となります。学校で習うことではありません。

 

 

そんな境遇に辿りつけない管理者含め部外者はどうしたらいいのか、答えは一つではありませんがまず「書くこと」を継続することです。
それはなにもシナリオ形式でなくても自分から出力する、文字を書いていく、手紙でも管理者のように記事でもいいと思います。
書かなければ書けなくなります。このサイトの様なツタナイ文章でさえも書けなくなるでしょう。

 

しょうがないから とりあえず書く。

 

それでも十分価値のある行為なのです。

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これを見ればシナリオスクールに行かずとも書ける!!

 

 

 

 

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