キャラクターにオリジナリティを与える|シナリオ教室の劣等生

キャラクターにオリジナリティを与える

 

自分はモデルになれない、でも他人をモデルにしてキャラクターを作って自分の表現が出来るのか。

 

この矛盾にお気づきだろうか。
他人をモデルにする理由はカンタンで「自分の事より見える(観察できる)から」である。

 

「自分」以外は他人しか存在しない、ということもあるのだ。

 

 

 

なんで自分はモデルになれないのか

 

それは自分で自分を客観視することが非常に難しいからなのです。

 

管理者もシナリオスクールの課題提出において「過去の自分の経験」を反映させたことがあります。
もちろん主役は管理者の経験なので管理者自身になります。

 

シナリオスクールも自身の経験談をモチーフにすればお話しを作るヒントになる、と発想法としてそのことを推奨しておりました。

 

そのこと自体は間違ってはいませんが、実際に書いてみるとどうなるでしょう。
たぶん書いたことある人はこう思います。

 

 「ちぃとも面白くない」

 

いや、「つまんない」と感じます。普通の人は。なんでそうなるのか。自分の経験だからオリジナルです。

 

他人に同じ経験があっても ”同じような” 経験であり全く同じではありません。
なのにちっとも面白くない、つまんない話でしかありません。

 

それはなんででしょうか

 

人に聴いて聞かせて面白い話とは、(人に話せるお話しとは)第三者の目線で脚色されているから面白くなるのです。

 

つまり養殖なのです。

 

他人から(端から)見た目線で、なおかつ脚色された光景ならば、自分の経験は面白い要素が加味されて、エピソードになりえます。

 

自分の主観だけで作った話なんて、題材にならない事はないのですが そのまま書いたって面白くなる訳が無いのです。

 

つまり魚と違って天然では美味しくないのです。

 

他人からしてみれば「ふ〜ん、それで?」にならざるを得ない話なのです。

 

面白いどうこうという属性の話でありません。ただの経験談でしかありません。経験はそのまま書いたらドキュメンタリーです。事実を伝えるだけのコンテンツでしかありません。

 

面白い経験談、体験談をする人は自分の経験を他人目線で、しかも面白おかしく脚色して人に話します。

 

漫才師の方はこの仕組みをよく知っていて芸にしています。

 

だからシナリオスクールの言葉には、いつもそう思いますが説明が足らない、ぜんぜん足らないのです。

 

自分をモデルにすると、まず自分を客観視する(客観視できる)ことから始めなければなりません。

 

その点、自分以外の他人は見やすくて、しかもたくさんいます。
いやがおうでも自分の視界に入ります。会話も聞こえます。

 

するとそこであなたが感じた他人の見た目や聴いたことは、全てあなたの客観的なフィルターが既にかかっています。

 

いとも簡単に第三者の視点でその人が描けてしまいます。実は自分の事は他人の事よりも理解が難しい、見るのが難しいのです。

 

面白いですよね、誰より知ってるハズの自分の事が見え難いなんて。

 

実際のところ、この見え難さを意識していない人が世の中に大勢います。

 

よく言われる言葉に「みっともない」とか「だらしない」というものがあります。
まさしく自分自身の事が客観視できていない、いわゆる、おこちゃま向けの蔑視として日本語では表現されています。

 

それは万人に言える盲点でもあります。

 

自分自身が見えている、そのことが出来るだけで仙人になれます。だから自分を主人公にする事は安直に出来ないのです。
一歩間違えば「みっともなく」て「恥ずかしい」のです。

 

それでも俺様な人は自身を主人公にした物語を書きたければ書けばいいでしょう。
やってみてください。メンドくさいですよ。

 

まともな人なら途中で自己嫌悪に陥ります。自分の黒歴史が浮き彫りにされます。思い出したくないものまで思い出して最終的に人間の魅力どころか、消えてなくなりたい気分にさせられるでしょう。

 

そんな気分を払拭しようとして がんばって脚色します。
出来あがったものは自分の個性とはカケ離れた、事実無根で厚化粧な人物にしかなりません。

 

残念な結果になりやすいのです。俺様ヒーローは止めておきましょう。
リアル世渡りでも”俺様”は嫌われます。

 

対して、他人をモデルにする場合はどうでしょう。

 

特に知っている異性はとっても描写しやすいのです。知っていればいるほどドンドンイメージが膨らみます。
異性が嫌いで同性がいい人は、それでも構いません。やってみて下さい、

 

簡単に物語の1本や2本書けてしまいます。

 

例えその知り合いの異性が実際に行動している所を目撃していなくても、想像だけで書けちゃいます。あんなことしそうだな〜とか、こんなこと言いそうだな〜とか、エッチな事いわせちゃお〜かな、とか。

 

妄想が膨らみます。とにかく理屈抜きに想像力が働きます。それを脚本に応用しない手はありません。

 

でも魅力的なキャラクターを作りたければ、あまりネガティブなイメージは膨らませない方がいいのです。
嫉妬深いところとか、恨みつらみが強いとか、いわゆるブラックなところは人間だれしもあります。

 

リアルなモデルと自分が創作するキャラクターとを一心同体にする必要はないので、そのモデルのいいところだけ抜き出してキャラクターに反映させましょう。

 

この ”いいところ” が肝心です。いいところとはそのモデルにした人の「ほめポイント」なのです。

 

それも出来るだけ具体的なほめポイントか、
単純なほめポイントでも深く追求出来るところが魅力的といえるキャラクターの個性になり得ます。

 

具体的なほめポイントとは、仕草であったり、ほのかな香りだったり、ものごしだったり、
なんでもいいのですがあなたが感じた(あくまでアナタが感じた)いいところをキャラクターに演じさせます。

 

単純なほめポイントでも、やさしい性格としたら、どんな時 ”やさしい” とあなたが感じたのか(あくまでアナタが感じた)シチュエーションをキャラクターに与えます。

 

そんな10個も20個も必要ありません。

 

印象に残ったほめポイントをくっつけるだけで格段にオリジナリティ溢れる個性的なキャラクターになります。
そうやってだんだん魅力的なキャラクターを登場させて物語を動かしていきます。

 

そうするとアラ不思議!勝手にキャラクターが話を進めてくれます。

 

 

もうひとつ問題があります。

他人をモデルにして自分の価値観、主張を表現できるのか

 

それはハッキリ言って問題ありません。

 

なぜならモデルにしたリアルなその人は、”その人を描写した時点であなたの客観的なフィルターがかかっている” とは先ほどお話ししました。
そのフィルターに見た人のオリジナリティが入っているからなのです。

 

つまり、モデルにした人は同じでも見ている人によって見方が変わる事実があるからなのです。
あなたはあなたの見え方があり、あなた自身が想像する独自のものをキャラクターに反映させています。

 

あなたがモデルにした人を、例えば管理者が見たとして、あなたと同じ想像をする訳が無いのです。

 

そんなこと、出来ないのです。

 

それがあなたのキャラクターに、あなたの感じたあなたのオリジナリティを付けることになるのです。
この原理を応用すればかなりのバリエーションがキャラクターに与えられます。

 

ブラックな部分も脚色すればかわいい描写にも利用できます。

 

か〜な〜り〜大事なことなので繰り返させて下さい。

 

アナタの
感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、感じた、

 

モデルの人の魅力を自分の創作したキャラクターに付けてあげて下さい。

 

但し、他のページでも解説しましたが、
メジャーな人やTVの画面、映画のスクリーンをつうじて見た俳優さん、女優さんなどは、個人的に仲良くなって相手の性格まで理解しない限り絶対にモデルにしないでください。

 

失敗しますよ。

 

 

 

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第一章 シナリオ構築の全体像
  • 参考に過ぎません
  • 必要な作業とは
  • 小から大へ向かう
  • この作業に取り組める人とは

第二章 実作業に取り組みましょう
  1. テーマの設定
  2. ログラインの決定
  3. お話しの骨格を設定する
  4. キャラクターを作ってみよう
  5. プロット出しでアイディアを量産する
  6. 箱書きで構成を検討する
  7. 下書きシナリオ執筆
  8. 推敲と清書

第三章 お話しの作りはお手本からマネをする
  • 現実的な“マネ”とは

第四章 コンクールに応募する場合
  • 応募要項は鉄板ルール
  • スケジュールに気をつけよう
  • 添付するあらすじについて


※PC画面で23ページ、16075文字



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