現実的な理由、動機はあるのか|シナリオ教室の劣等生

現実的な理由、動機はあるのか

 

ここでいう目的とは、物語やキャラクターの目指すもののことではない。

 

我々脚本勉強家の動機、である。

 

なぜ我々は脚本、シナリオを書くのか。

 

そこに確固たる理由は、存在しないのである。

 

 

 

戦うべき理由は存在していない

 

我々脚本勉強家はなんでシナリオを書くのか、また書かねばならないのか。

 

この問いに答えられる人はあんまりいないのではないでしょうか。
むしろ、この答えを持っている人は成功する確率が高くなります。

 

ご覧になられている皆様は なぜご自身がシナリオを書く、書き続けないといけないのか、考えた事はないでしょうか。

 

別にクライアントが存在していて、執筆の依頼があって、とか 具体的なオファーがあって、とか・・・
たぶんそんな案件なんかないと思われます。

 

単純に、脚本シナリオを勉強したい、プロになりたい、そんなところではないでしょうか。

 

そうなんです。
我々は自意識以外から何も求められていないのです。

 

つまり、『戦う必要のない所で戦おうとしている』 のです。

 

ご覧になられている方が社会人であれば、既に仕事を持たれている事でしょう。会社に勤めていたり、アルバイトしていたり、何らかの仕事をしているはずです。

 

例え会社員でもフリーランスでも、仕事としてシナリオを勉強をしてプロ級のシナリオライターになりなさいという業務命令やオファーは、無いと思います。

 

本当のところ、これから将来に向かって役立てたい、成長したい、自分のスキルを上げたい、趣味嗜好、その他もろもろの動機で取り組まれておられると想像します。管理者も同じです。

 

しかしながら、その行動は誰からも求められていません。
自分で勝手に始めている事なのです。

 

自発的に取り組んでいるに過ぎないのです。

 

 「そんなの分かっているし、人に迷惑かけている訳でもないのだから、何か問題なの?」

 

と、聞こえてそうです。

 

はい、問題です。なぜか、それは理由が無いと続かない事実があるからなのです。

 

この 「戦う必要のない土俵で戦う」 事とは、必要が無いのですから、熱が冷めたらやらなくなります。
それが自然なのではないでしょうか。

 

管理者的にも ”目的の喪失” が書かなくなった大きな原因です。

 

これはシナリオ脚本の場合に限りません。世の中全ての事象とリンクします。

 

親が子供の面倒を見るのは当然ですが、理由は当然、当たり前だから、ではないはずです。

 

子供を愛しているから、でしょう。
それを理解していない無知な大人が自分の子供を殺めます。

 

重責を担っているはずの国会議員がスキャンダルを起こして辞職に追い込まれます。

 

なぜ望んでいない結果を最悪な形で表沙汰になるのでしょう。
それは欲があるからです。それも同意の得られにくい動機、個人的な欲が動機となっているはずです。

 

それは我々と関係ないことなのでしょうか。
そんなことはありません。我々にも同じような行動をとる可能性が十分備わっているのです。

 

同じ人間のやることに変わりが無い。

 

そこに人の普遍性が存在します。

 

同じような状況や境遇だとしたら、その人と同じ行動を絶対に選択しない、とは言い切れないのです。

 

選択するのもしないのも、動機が存在します。

 

どうでもいい国会議員はおいといて、我々脚本勉強家に置き換えてみると、シナリオを書くという行動に明確な動機ってありますか?

 

管理者は、あってもとても線が細かったと思います。
すぐに折れてしまう程度の理由しか無かったんだと思うのです。

 

ですから、上記の「戦う理由のない土俵」に戦う理由が必要になるのです。それも明確でハッキリした動機、曖昧で無くてかつ切実であればあるほど貫徹できるのです。

 

楽しむ程度なら、そんなメンドクサイ動機なんて必要ありません。適当にそこそこ楽しんでから次の興味あることに乗り換えても、それで本人がよければそれでいい。

 

でも本当にシナリオ、脚本の真理を知りたいと望むなら、上手いシナリオを書きたいのであればそれ相応の理由が無ければ 人は動けないのです。

 

その理由、動機は後付けでも構いません。やっているうちに見えてくるものでもあります。途中で変更したって構いません。成長過程でステージが変わるのは必然です。
ただ続けたいのであれば、早いうちに自分なりの答えを見つけなくては継続は難しいのです。

 

それは公開するものでなくても、公開しても耐えられる内容であることが重要です。

 

誰にひけらかすのか、

 

それは自分自身なのです。

 

自分に納得させられない程度の理由しか存在しないのであれば、観客のままでいたほうが断然楽しい人生を送れます。受け手のまま、今のままのほうが楽に決まっています。

 

あなたはどうでしょうか。
志を持って、シナリオやそこから波及するものを自分のものに出来るでしょうか。

 

それとも、ある日突然シナリオスクールに来なくなるのでしょうか。

 

諦めてしまうのでしょうか。

 

 

なんでもいい理由

 

この「戦う必要のない土俵で戦おうとしている」事実を認識して取り組むのと、そうでないとの差は、雲泥の差なのです。

 

志を活かすか、殺すか、なのです。

 

デフォルトで必要性を求められていませんので、自分の都合でいくらでも改変出来てしまいます。

 

改変していいものならば、その程度なので選択すればいいでしょう。

 

でもこだわりたいのであれば理由は必要ですし、役に立ちます。

 

その理由は、ぶっちゃけなんでもいいのです。

 

なんでもよくても、あれば武器になるし、無ければ衰退の一途を辿るだけです。
だからコジツケでも、既成事実でも、なんでもいいので考えて、又は感じ取って決めておかなければなりません。

 

この思考はこれからシナリオを勉強するにあたって必ずブチ当たる問題でもあるのです。

 

空想のキャラクターにしても、行動に動機が存在しないとキャラクターは動けません。演じられなくなって
”つまんないキャラ”となってしまいます。

 

ですからキャラクターよりまず作者である我々脚本勉強家が答えを見出しておかねばなりません。

 

書き手が曖昧だと当然、そこから生まれるキャラクターが作者を上回る動機や根拠なんか想像出来る訳が無いのです。

 

キャラクターの動機については以後のエントリーページで考えていますが、ことリアルの我々が、その答えを見出せないでは済まされません。

 

いいんですよ、難しい事考えなくても。でも自分の行動に簡単でも説明が付けられないのであれば創作するにあたって無理っぽい・・・

 

と管理者は思います。

 

想像できない人はシナリオ脚本作家にあまり向いていないのではないでしょうか。

 

とりあえずでも自分の事が客観視出来なければ物語は作れないと思うのですが、みなさんいかがでしょう。

 

一番手っ取り早いのが切実であること、これがリアルな我々でも空想のキャラクターでもドラマを面白くするのです。

 

極端な話、今お勤めの会社を辞めて「俺は1年以内にプロのシナリオライターになって稼ぐゾ〜」としたっていいのです。

 

想像するだに、死にもの狂いになって考えるでしょう。
どうすれば稼げるか真剣に考えざるを得なくなります。

 

その理由とは成就しなければ食べていけないからです。
至って単純です。

 

このように難しい理由を考える必要もありません。最初の理由は単純で原始的な所から思考を広げていけばいいのです。

 

シナリオを書く理由=好きだから、でもいいのです。ただし好きなだけではどうでしょう、管理者なら続きません。

 

なぜ好きなのかを煮詰めないと自分で納得できません。

 

でも納得できさえすれば、それでいいのです。

 

無いと問題、あれば天国、それが動機の本質です。

 

そんな理由、動機、大義名分、訳、事情などはシナリオ脚本を書く上で必須なのです。

 

まずは自分から、物語を創出する自分から見つめていくと面白いのではないでしょうか。

 

 NEXT Entry 『脚本を書く目的』

 

 

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第一章 シナリオ構築の全体像
  • 参考に過ぎません
  • 必要な作業とは
  • 小から大へ向かう
  • この作業に取り組める人とは

第二章 実作業に取り組みましょう
  1. テーマの設定
  2. ログラインの決定
  3. お話しの骨格を設定する
  4. キャラクターを作ってみよう
  5. プロット出しでアイディアを量産する
  6. 箱書きで構成を検討する
  7. 下書きシナリオ執筆
  8. 推敲と清書

第三章 お話しの作りはお手本からマネをする
  • 現実的な“マネ”とは

第四章 コンクールに応募する場合
  • 応募要項は鉄板ルール
  • スケジュールに気をつけよう
  • 添付するあらすじについて


※PC画面で23ページ、16075文字



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