発想の糸口|シナリオ教室の劣等生

発想の糸口

 

脚本家は何もない所からスタートする。

 

この仕事は無から有、0から1を発想することにある。そして頭脳イメージを紙に書き写すのだ。

 

映像の仕事において発想の源とされる専業職なのだ。

 

だからなにかしら発想しなければ仕事にならない。

 

その一見クリエイティビティを求められるような仕事は、選ばれた人しかできないのだろうか。

 

方法はないものだろうか。それを考えてみる。

 

 

 

糸口の寄せ集めと拡張

 

管理者はクリエイティブというもの、才能という言葉にいつも違和感を覚えます。
それは「天から授かったものに頼る以前にやれることはたくさんある」と率直に思うからであります。

 

何かに取り組む時、自分に限界を必ず感じます。
毎日ルーティーンで行っている仕事でも、例え会社員でも単純作業でも特に最初は何かしらぶつかる壁みたいなものがあります。

 

熟達しても自分のいるステージの上のステージで求められることにブチ当たります。

 

 ”分からない”、”知らない”に絶対ブチ当たるものなのです。

 

解決法はその都度学習して覚えていって自分でやってみて繰り返して慣れていく・・・これしかありません。

 

仕事の8割9割は”慣れる事”とはよくいったもので本当に慣れに勝るものはありません。

 

最初は何も出来なくて当たり前なのです。でも出来なくても慣れてくれば出来るようになります。
それはクリエイティブの世界でも同じ人間がやる以上違いはないはずなのです。

 

管理者は自分がクリエイターだとは思いませんので こんな書き方しか出来ませんが、そのあたりは諦めていません。
理解してやってみて慣れてくれば必ず出来ると信じています。だってそれが出来ない世界だとしたら存続しているはずがないのです。

 

才能しか拠り所が無い、選ばれた人しか出来ないのであれば それは人の普遍性に反しています。存続できる訳がありません。

 

ですから ”ハイパーなんちゃらクリエイター” なんて肩書きを持つ人はかなりのカッコ付け屋にしか見えないのです。信用なりません。
その意味はカッコ付けなくては成り立たない仕事で食っていますよ、と言っているのと同義なのです。

 

そんな得体のしれない人は置いておいて、それでは管理者みたいな凡人はどうやったら発想が上手くなれるのでしょうか。

 

それは今までの経験に習い、どうにかして慣れる事なのではないかと思うのです。

 

発想することに慣れる事、それが上手い人、自分だけの方法を見つけて出力できる人たちが脚本家でいられるのだと思うのです。

 

それはどういうことかというと、”糸口を見つけて、それを広げて作り出す” のです。それも1つだけでなくいっぱい作れるのです。

 

 

シナリオにおける糸口とは

 

糸口はぶっちゃけその辺にいくらでも転がっています。転がってはいるのですが糸口論を考える前に必要なものがあります。それは環境です。

 

環境とは動機とかキッカケを与えてくれる状況、人なのですが 簡単に言えば そのシナリオはなぜ書くのか、ということです。
もちろん好きだからでもいいのです。”好き”は最強です。人の好みには理由がありません。理屈じゃなく感覚で”好き”が動機なら拡張していく可能性がおおいに含まれます。苦労も苦労と感じません。

 

でもシナリオを書く動機って何があるのでしょう。
シナリオスクールの課題で提出しなければならないから?
あと、何がありますか?
実際に制作会社からオファーがあった? ある訳ないですよね。
仕事にしたい夢がある? 予定は未定で、未定になりっぱなしの可能性大ですよね。

 

こう考えてみるとシナリオを書く必要のない世界に我々は身を置いています。別に書かなくてもいいのです。
書かなくてもいい所で、書こうとしています。シナリオに書けそうな矛盾ですね。

 

だから環境が必要になります。思考には動機を与えないと人は動けないからです。

 

何が言いたいのかというと、我々脚本勉強家はデフォルトで具体的な動機が存在しない土俵で戦おうとしているのです。

 

シナリオスクールはとりあえず動機というものをお金を払って与えてくれます。
環境を提供してくれるのです。

 

そして我々のただ1本の動機と言えば ”好き” という意志でしかないのです。
でも上記のとおり、慣れていきたいしその結果上手くなりたいのです。自分を表現してみたいのです。でもその志は誰からも求められてはいません。

 

こんな考え方をするとつまんないのですが現状を認めなくてはその先には進めないのです。己の現在位置は絶えず知っておかないと結局迷って見失ってしまうのです。

 

前置きが長くなりました。糸口の話に戻ります。
現状の糸口として ”好きだからシナリオを書いてみたい” 事実を確認できました。その意志から拡張を図ります。

 

今のところ具体的ではないけれども、そこしか拠り所が無ければそれを糸口として ”好き” をどうすれば広げられるかを考えるのです。
管理者の場合はこのサイトを制作、運営することで手がかり足掛かりを模索しようと決めました。そして行動に移しています。

 

アニメが好きで、作ってみたくて、魅力あるシナリオが好きで、でも環境が無くて、それなら自分でそういうフィールドを作っちゃえ、という感じなのです。
自分で自分に動機を与えました。
おかげでシナリオについてずいぶん理解が深まりました。そこで感じたものは更にそこから拡張出来る可能性を感じています。

 

世の中で成功している人はこのようにして小さいキッカケを自分に与えて拡張した結果お金持ちになれたのではないでしょうか。

 

そう考える事が出来れば、”好き” をスタートラインにすることはとても有意義なことなのです。

 

無論、具体的な動機が既にあるのならそれに越したことはありません。
シナリオの技術だって何も映像に限られた事ではないのです。

 

学校の行事で進行を考える時に今までと違った趣で計画したい時なんかに応用が出来ます。
会社の旅行の幹事になったときにウケるイベントを発案したいとか、管理者みたいにウェブサイトを作ってみたいときなど、工程を0から発想しなければならない場合にとても使えるのです。
極端な話、犯罪計画だってシナリオの技術で作れます。0から1を発想する事とはそういうことも含まれるのです。

 

実際にプロの脚本家さんだって映像のシナリオの執筆に限ったオファーばかりではありません。

 

幼稚園のお遊戯会の企画や学校の行事の式進行、イベントのプロディースだって音楽の作詞だってシナリオの発想で養った感覚を実益に変えています。

 

ただシナリオと条件が違うだけで発想術そのものは変わらないはずです。条件にあわせているだけなのです。

 

些細な糸口からの拡張とは世の中の仕組みと共通する考え方なのです。

 

皆さんのシナリオを書く糸口ってなんですか?それは具体的な行動に繋がっていますか?行動出来ないのであればどうすれば環境ができあがるのでしょう?

 

こればっかりはその人の感じる事なので、いわゆるオリジナリティによるものなので管理者はなんとも言い難いのですが、言える事は解決出来る余地が必ずある、ということです。

 

必ず行動出来ることがあるのです。
才能だのセンスだの、得体のしれないモノに頼る前に出来る事はあるのです。

 

糸口を探してみてください。そこから広げてみてください。シナリオの技術的な話だけではないのです。

 

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第一章 シナリオ構築の全体像
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  • 必要な作業とは
  • 小から大へ向かう
  • この作業に取り組める人とは

第二章 実作業に取り組みましょう
  1. テーマの設定
  2. ログラインの決定
  3. お話しの骨格を設定する
  4. キャラクターを作ってみよう
  5. プロット出しでアイディアを量産する
  6. 箱書きで構成を検討する
  7. 下書きシナリオ執筆
  8. 推敲と清書

第三章 お話しの作りはお手本からマネをする
  • 現実的な“マネ”とは

第四章 コンクールに応募する場合
  • 応募要項は鉄板ルール
  • スケジュールに気をつけよう
  • 添付するあらすじについて


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