第14回 人物の描き方2
キャラクターの立ち位置について、
「八百屋の奥さんは八百屋に立たせろ」=キャラクターと関係の深い所に登場させるべきである、の意。
このページの目次
シナリオの人物の出入り
板付法
”板付” とは舞台の事。舞台の幕が上がって、すでに役者がいる状態。シーンがはしょれる。
空舞台法
舞台の幕が上がってから役者が登場する状況。
※主役となるキャラクターの登場は板付法。人物の入り方出方、並び方で観客の印象が変わる。
※主役の登場の仕方→「ノレン (期待を持たせて) を分けて、サッと (メリハリをつけて) 出る」 観客は了解しているのだけれども、あえて部分的なシーンしか見せない。引っ張ってバシっと出す。
シナリオの人物関係
人物関係について・・・
シナリオではよく分からない関係が多い。だが、人間関係がドラマを生み出す。微妙な関係はセリフで言わせるしかない。敬語、職業語、方言、階級語(時代劇)
三角法
敬語を使い人物関係を表す。呼び名に頼らない描写。
シナリオの人物の魅力付け
魅力付けの順位は 主人公>副主人公>脇役
いい人のいい話は面白くない。
憧れ性
理想像、普通は出来ない事ができる。あんな事ができたらいいな、と思わせる部分、憧れる性格。
共通性
弱点、人的に弱い部分。自分と同じと思わせる部分、性格的にダメな所。ただし曖昧では共通性にならない。「優しい」より「優柔不断」
※性格から考える憧れ性と共通性。
【課題】
今回の宿題のテーマは 「叔父さん」 原稿用紙14枚
おじさんは、”親の弟” の設定。三角法を使いそれとなく叔父さんと分からせる。主人公が叔父さんで無くても良い。
叔父さんに魅力を持たせる。
答え:人物同士のやりとりにて ”叔父さん” を描写する。普通の人とどこか違う叔父さんを描く。イメージキャストを決めて描写する。