思考から変えよう
人が何かを取り組んで結果を求めた場合、必須となるものが「行動」です。
そして行動を司るのが「思考」になります。
これは人間の営みに組み込まれている普遍的なものであります。理屈なんかありません。
考えなければ行動出来ないし、行動なくして結果は生まれません。誰もが知っていて、実践している経験を持っていて、誰もが見落としています。管理者自身もそうです。つまり裏を返せば行動すれば結果はおのずとついてきます。
なにも特別な事柄ではありません。でもなんだかうまくいきません。なぜなんでしょうか。
ラブライブ!第一期の冒頭は行動に至る理由付けから始まります。それもメインヒロインが倒れるほどの強烈な事実を前触れなく浴びせています。
穂乃果は廃校を阻止すべく思考して、行動しなければなりません。今まで、のほほ〜んと過ごしてきたであろう高校生活に終止符を打ち、転機を迎えてしまいます。
行動とは体を動かすことだけではありません。しゃべること、考えること、感じること、覚えること、あらゆる人間の動作を指します。見た目だけではありません。
そしてその行動を統括する源、思考はもっと重要でこの点がもろいと結果がついてきません。
管理者含め、人が今まで生きてきた中で失敗経験やうまくいかなかった事の原因は概ねこの思考が至らなかった事にあります。
シナリオを書いていてうまくいかないのは思考の段階でツマづいてしまうからです。行動の前段階なので思考が出来てないとうまくいくはずもありません。
失敗した自覚のある人は行動の部分を変えても結果は出ません。
「思考」の部分を転換しなければ、シナリオに限らず問題は解決しないのです。
どのような転換を図れば好ましい結果に繋がるのでしょう。ひとつ変えれば何とかなるものでもありません。いろんな要素、選択肢が存在します。
このサイトはたくさんの記事がひしめいていますが、それくらい以上に気を付かなければならない点が多いのです。
そして答えはありません。
数学みたいにハッキリとした答えはありません。でも読んで頂けてひとつでも納得されたのなら、それがあなたの答えに繋がります。
答えは既に我々の中に宿っているのです。
手始めはこれからシナリオ作家として世の中デビューしようとする人に、まず立場の違いについて説いていこうと思います。
シナリオを書いて映像化して他人を楽しませるという事は、今までの立場「受け手」から「送り手」の思考に転換しなければなりません。
シナリオの一発目、タイトルの一文字目を書いた瞬間から”楽しむ側”から”楽しませる側”に変わるのです。
シナリオを書き始めた動機としては 今までは自分の気に入った作品を見て「あ〜、私もこんな素敵な物語を書いてみたい」的な所からシナリオの世界に入って来たのではないでしょうか。管理者もそうです。受け手として見て感動して看過されて実際にシナリオを書いてみて・・・
そして挫折しました。
この挫折の原因はまさに初歩的な「思考の転換が出来ていなかった」からに他なりません。受け手意識でしかなかったのです。受け手思考の目線のままだと自分の楽しんだ経験しか拠り所がありません。設計すら出来ずに破たんします。
数回うまくいく場合もあるかも知れまれませんが長続きはしません。シナリオライターを目指すと決めたら考え方を「送り手」にしなければなりません。
大きな違いはシナリオ作品を作る上で自分が楽しむのか、他人を楽しませるかの視点です。そして受け手の頃には想像もできないくらいの努力行動が必要になります。
管理者はかつてスクールに通った経験があります。今思い返せば管理者含め周りの生徒の大部分がこの思考の転換が出来ていなかったと思います。
そして学校は我々生徒(お客さん)にこの事実を教えません。とっても口やさしいのです。
結果自分本位の作品しか作れず支離滅裂なエピソードにしかなりません。どうすれば自分の作るシナリオを他人が面白いと感じてくれるのか、視聴者の目線で真剣に考え倒さないと結果は出ません。
いくら課題をこなしても根本が間違っていては時間の無駄というものです。この点に気付いていたのはクラス50人くらいで1人くらいです。そういう人は課題でも気の利いた作品を作っていました。
この「思考の転換」は避けては通れません。
シナリオを書くことが趣味であれば問題はありません。スクールに行っても楽しめるでしょう。もしプロフェッショナルを目指すならまずここから変えなくてはいけないのです。
変えるべきは「思考」、するべきは「行動」、意識すべきは「結果」。
この第一段階の「思考」から考えてみて下さい。あなたが管理者と同じ失敗をしないために。
そんなわけで穂乃果たちも「廃校」という不満要素に見舞われ、自分の出来る廃校阻止を目論みます。どうすれば音ノ木坂学院が存続出来るか真剣に考えます。
ラブライブ!はある種のサクセスストーリーですが志を持って目標に向かうという意味ではリアルも二次元もありません。
ここから穂乃果も思考の転換をしていくのです。