ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

第10話「先輩禁止!」からヒントを貰うこととは

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



Amazon kindleはこちら


クリックしてください!↑
電子書籍の販売書店各社
Romancer Store
Apple iBook Store
紀伊国屋書店
楽天kobo
凸版印刷Book Live!
SONY Reader Store
au ブックパス
大日本印刷MJBJ honto
Book Walker

←各社リンク先で買う




記事についてのご質問、お問い合わせはこちら↓


#10先輩禁止! でヒントを貰う真意の意味記事一覧

心理学で「返報性の法則」というものがあります。 ”ヘンポウセイ”と読みます。人間の持つ自動的に働く心理の一つですが我々リアル社会でも深く根付いている原則でもあります。#10「先輩禁止!」はこの法則に基づいたエピソードなのです。合宿に行くことになったμ’sは東京駅の待ち合わせ場所で”やってしまったほうがいい”ことを伝えられます。絵里の提案は「先輩禁止」でした。これは学校で常識となっている垣根、”学年...

「先輩禁止」の方針のもとμ’sのメンバーはそれぞれ試みます。ですがいままで先輩という称号で敬意を表してきたものをいきなり外すとなると戸惑いを隠せません。この称号というものが下級生の心理にラべリングとして深く浸透しているためです。3年生は今までとあまり意識の変更をしなくても実行できますが、こと2年生、1年生は抵抗があります。この抵抗感が人に付加されるラべリングなのです。ラべリングはなにも学年だけに働...

痛い方向に突っ走る海未のスケジュールは実現不可能と思われるのですが本人はやる気十分です。海未のやる気もそうですが、そもそも穂乃果たちμ’sをやる気にさせている原動力とはなんでしょう。ただスクールアイドルをやりたいだけなのでしょうか。μ’sの一連の行動は社会に根付いたおおきな仕組みの歯車の一部なのです。ここでは返報性の法則から社会構造を紐解いてみたいと思います。元の動機は音ノ木坂学院の廃校阻止で、い...

希のキャラクターの持ち味は「包容力」です。面倒を見られるより見る方、もらう側より与える側に位置する人です。合宿の課題でもある先輩禁止においてその輪に入りづらいメンバーがいました。真姫は、内心ではμ’sを承諾しているももの、それを素直に表現できません。海未とは違った恥ずかしがり屋さんなのでしょうか。気持ちを隠すため事あるごとにツンツンしてしまいます。その性分は真姫にとって精神的な負担となります。その...

返報性の法則による強力な影響力はさらなる条件が加わるとより威力を発揮します。晩ご飯を終えたメンバーはそれぞれ意見が分かれます。穂乃果はお茶、凛は花火、海未は練習、真姫は寝る、花陽はお風呂・・・まとまりがありません。希はそんなバラバラな意見をまとめます。おおまかな予定を考えて提案しお互いに譲歩させて合意点を見つけてしまいます。意見が分かれた時やお互いの主張が対立した時、相手に要求が通らない場合などの...

#10先輩禁止!では返報性の法則、原則になぞって人の真意を説いてきました。真姫が合宿を通じて獲得したものについて考えてみましょう。社会に生きる上で人間たらしめる恩義のネットワークである返報性の法則は、派生する義務感により人は多大な利益を受け取る事ができます。この仕組みにより人は他者に何かを与えても無駄にならない確信が持てました。貰う前に与える事から始められるようになったのです。確かに返報性はいいこ...