ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

見えない利点

 

穂乃果海未ことりは気が付きます。

 

 「この学校のいいとこってナニ?」

 

そしてなんで廃校に追い込まれるのかの理由も理解します。さらにストーリーを見る限り音ノ木坂学院は具体的な集客努力をしていません。

 

無論歴史があるという価値は「継続は力なり」というとおり実績を継続できたという意味では有効なアピールポイントなのでしょう。

 

しかし時代は少子化であります。
経営者にとっては大変な努力をして継続してきた学院でもそれを評価する人は入学希望者本人であって、経営者とは別の属性の人たちです。
入学希望者はそのあたりを当然視していて勉学以外のもっと他の付加価値を自分の選ぶ学校に求めています。

 

この場合、残念ながら本来の学院の評価=入学希望者の評価とはなりません。

 

それが時代の求めるニーズなのです。やはり国立高校設定だから親方日の丸なのでしょうか。

 

選択する際に目立つ利点(メリット)は個人でも団体でも組織でも必ず存在します。
でも「見えにくい」のが現実です。特に当事者は客観視できないと見えません。

 

本来は ”気付け” ないのです。

 

他人にアピールするためには、どうすれば自分の利点をあぶり出せるのでしょうか。
いろんな手法があるとは思いますが、オススメしたいキーワードは「ちょっとだけ」です。

 

例えば個人でいえば「ちょっとだけ詳しい」「ちょっとだけ他の人よりやったことがある」、会社なら「他社よりちょっとだけ専門性がある」、学校なら「うちの学校は他校よりちょっとだけ環境に恵まれている」などが考えられると思います。

 

ついアピールしなくちゃと考えると初めからやたら大きくて相手に強烈なインパクトを与えなければならないイメージにとらわれますが、大きな視点は小さな利点を見えなくしてしまいます。
もちろん大きな利点を持っていて活用出来るに越したことはありませんが、そんなの持っていたらハナから利用してますし苦労はしません。

 

発想法としてまず大きなものを探すのではなく小さいものから序々に拡張していく方法を考えます。

 

自分の理解しているフィールドの中に「これは普通の人より半歩知っている」「このカテゴリーについては人より詳しい」点を抜き出します。
この場合、敷居が低くても問題ありません。
肝心なのは抜き出した事柄をどうすれば拡張出来るのかを考える事にあります。

 

この時にもいきなりデカいものと比較しても意味がありません。段階を踏みます。そして少しづつ大きくしていきます。ただしその工程は必ず苦労努力が伴います。トライ&エラーの繰り返しで簡単ではありません。発想しただけでなく実際に行動して逐一検証しなければならないのです。

 

この点は始める前に必ず覚悟しておかなければ途中で頓挫します。

 

多少の苦労は覚悟の上で工程を考え一つずつ実行に移していきます。そうしないと大きなアピールポイントは作れません。

 

大きな目標は立てるべきです。但しいちいち比較することは意味がありませんし疲れてしまいます。比較せず指針と捉えて前進していければ積み重なった結果、目標達成となり成功します。

 

いささか簡単なロジックではありますが成功したいのであれば努力が必要であり、努力は行動であり、行動は思考から生みだされるのです。頭脳も身体も大汗をかきますが、理屈はそんなに難しくありません。

 

 「ちょっとだけ」が見つかればあとは拡張できる可能性が広がるのです。

 

管理者もこのサイトを立ち上げるきっかけもそんな感じです。管理者はオタ中年でアニメ好きなのですが、なにもラブライブ!だけ見ているわけではありません。毎クールごと新しいものも見ますし作品を通じていろいろ感じ楽しんでいます。

 

でも非オタ含め世間一般の人たちと比べると管理者の方が「ちょっとだけ」詳しく魅力を伝えられます。この「ちょっと」を拡張してシナリオの解説にラブライブ!を引用しビジネス論と融合させることにより作家志望の人に情報発信をしながら管理者自身も勉強の場を作ることが出来ています。

 

ラブライブは意外とリアルでも通用する演出が組み込まれていますので「こういう視点から解釈してみても解り易く面白いんじゃないか」と思い行動に至ったのです。

 

気を付けたいのが「私にはナニもない」と勝手に解釈して考えることを諦めたり、「なにもない」というレッテルを張り思考停止することだけは避けなければなりません。

 

これでは例え大きなアピールポイントを持っていたとしても使いこなせなくなります。
持っていることと使いこなせる事は違うのです。持っているものが例え小さくても使いこなせれば大きくなる可能性を見出せます。「ちょっとだけ」に可能性を感じて欲しいのです。

 

音の木坂学院の場合、集客するにあたってコンテンツ不足なのでしょう。なので何か新しいモノを取り入れたほうが、つまり入学希望者の集客に特化したものを加えた方が効率がいいのかもしれません。期限という時間も無視できません。

 

音の木坂学院の持ち駒は穂乃果たち生徒であります。

 

入学希望者たちが興味あって自分の出来る「ちょっとだけ」を拡張すればスクールアイドルの選択は間違いじゃないと推察されます。

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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