ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

プランはシンプルがベスト

 

穂乃果は初めてA-RISEを見て感じてしまいました。

 

「このとき私の中で最っ高のアイディアが閃いた」と表現しています。

 

その最っ高のアイディアはとてもシンプルなものでした。
スクールアイドルを結成し→音ノ木坂学院の名前を知ってもらい→入学希望者を集める。これだけです。

 

されどこのシンプルな思考が肝心なのです。
何かの仕組みを作ろうと取り組む場合、人はなぜか複雑な構造を考えがちになります。実はこれは間違いの元になります。学院の生徒を集めるにしても、リアル商売を始めるにしても、シナリオで筋書きを考えるにしてもシンプルにするべきなのです。

 

簡単な構造が成功を導きます。

 

逆に、良かれと思って複雑な構造にしてしまうと収拾がつかなくなり結局破綻してしまいます。複雑化することとは、つまり初めから細かい所まで決めつけない、詰め込みすぎないことが結果的に真っすぐ進む要領となるのです。

 

この点はよく自動車のハンドルに例えられています。自動車のハンドルはガッチガチにタイヤと繋がってはいません。何ミリかの”遊び”を持たせてあります。
その遊びがないと車は真っすぐ走る事に支障をきたします。
あえて反応を鈍くさせてあるのです。
その遊びのおかげで運転者は車を安定して直進させることが容易になりハンドルを切るタイミングを計る事ができるのです。

 

管理者がシナリオスクールに通っていた時にある企画ゼミに参加した事があります。
同じグループで短い作品を披露しあうのですが、ある生徒さんはペラ数枚ぽっちのボリュームにたくさんのコンテンツを詰め込んでいました。
一度聞いただけでは到底理解不能でちっとも面白くありませんでした。つまんない内容だったので詳しくは忘れましたが確かその人はお医者さんだったと記憶しております。

 

このように頭がいいとされる人でも分かっていないのです。ドップリ自分の世界に浸った結果なのでしょう。ユーザー不在も甚だしかった印象を受けました。
なぜこんな引用をするのかというと、そのお医者さんは他の人の作品を批判したからです。

 

プランはシンプルなものに限ると管理者は思います。
特に始めたばかりだったり経験が浅かったりしたら尚更このことを意識して設計するべきなのです。複雑な構造はモノは品質の良い悪い以前に他人に理解されません。

 

”サルでもわかる”ように敷居を低く設定してようやく聞き入れてもらえる条件が整います。

 

人は考えたくない生き物とは前述の記事にも書きましたが、提供するものが商品であってもサービスであっても、他人を楽しませる為のシナリオであっても相手が存在して成立します。

 

この時の相手が人であるならば考えさせては失敗します。
相手の人はそこまで考えないで逃げてしまいます。

 

これは敵を知る事にも繋がります。
相手のお客さんはリアル敵ではありませんが、我々はお客さんを攻略しなければご飯が食べられません。
敵の特性である ”考えたくない” 性質を知っていれば、それに逆らって考えさようとして出る結果が理解できます。このロジックは至る所で工夫として見て取れます。

 

例えば食堂の日替わり定食。
おなかが減っているお客さんにいちいちメニューの組み合わせを考えさせない為の工夫です。

 

冬にスーパーマーケットに行くと鍋物コーナーが設置されていて、そこには野菜から肉から魚からだしからポン酢から、はたまたカセットコンロから〆の麺類まで一通り揃うようになっています。
これも晩御飯を考えたくないお客さんに配慮した結果でその工夫は確実に販促として売り上げに貢献します。

 

面白い点は、モノ自体は変わっていないにも関わらず置き方、設置の仕方だけでバラバラに配置するよりも売れるのです。
このように送り手は心砕いて受け手に考えさせない仕組みを考えているのです。つまり、マーケティングなのです。

 

このような視点で世の中を見てみると消費する分には本当に考えなくていいように作ってあります。そして見かけだけはとてもシンプルになっています。

 

でもシンプルな見かけと裏腹に仕組みの構造やその商品のディテールは複雑に設計されています。
この思考を読み解くと表に出ている部分は簡単に見せて、見えない部分はとことんこだわって作っている事が解るのです。

 

これが本質でこの思考は真似ができます。
この場合、真似すべきは思考です。行動ではありません。

 

上記の下手なシナリオを描いたお医者さんは仕組みを理解していても行動を真似てしまった結果です。複雑な構造の複雑さだけ真似して表に表現したから破綻をきたしました。
そうではなくて、やっている事に目を奪われるのではなくして、やっている事の思考、考えだけを真似して行動は自分で考えなければならないのです。

 

穂乃果はA-RISEを見てその思考は自分たちにも応用できると感じました。
情報発信の方法をA-RISEから盗んだのです。
この穂乃果の着眼点はリアルでも十分通用するものなのです。

 

感じるべきは行動ではなく、思考なのです。その思考は読み取れれば真似ができます。行動を真似ればパクりになりますが思考は真似しても問題になりません。

 

成功者の思考は我々にも大きな利益をもたらしてくれる可能性があるのです。

 

そしてここでもシンプルさが見てとれます。

 

成功するには成功者の思考を真似する。これだけなのです。

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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