夢中が最強
穂乃果はラブライブ出場の為、学院祭ライブ成功の為、自分に集中しすぎました。
ことりが指摘するように盲目になるほど周りが見えないくらいまで夢中になりました。
それは結果的に幾重もの後悔を生んでしまいます。
穂乃果のように何かに集中しすぎるほど自分を高められることはなかなか難しいでしょう。
自分も省みないのだから他人なんか眼中に入るわけがありません。
穂乃果のモチべーションは並外れています。この並外れたモチベーションがバランスを崩させました。
それは時間経過とともに事態を悪化させる方向へ働いてしまします。
穂乃果の”夢中”は迷走してしまいました。
結果的に学院祭ライブを壊し、ラブライブに出場できなくなり、ことりの気持ちを傷つけ、穂乃果自身の身体と心をもズタズタにしたものとは一体なんだったのでしょうか。
穂乃果の持っているそれぞれのパーツ、目的意識、モチベーション、行動力、集中力、決断力、どれをとっても一流です。
彼女に足らなかったものとは調整力と経験です。
調整力、アジャストする意識は客観性が必須です。
自分も含め状況を客観的に観測できないと優先事項が見通せません。
今何をすべきか、いつのタイミングで物事に取り組めばいいか、を判断できなければ簡単な話、身体から壊します。
自分の身体を壊したらその後どうなるか、は意外と考えません。
特に集中している時は要注意です。
管理者もかつて収入が足らない理由で本業以外に2つも同時にバイトしていたことがあります。
寝る間も惜しんで労働に勤しみましたが長続きしないのはもちろん、身体を壊しました。
結果収入があがったのは一時だけでトータルでいえば損をしました。
苦労したものは報われませんでした。なにが足らなかったのか、それはアジャスト力です。
収入が足らなければ足りるようにアジャストすべきでした。
収入を増やす=使うお金を増やそうとするより、使おうとするお金を減らすやり方=節約を選んだ方が断然省エネで成し得ます。
さらに労働力と時間をお金にかえる方法は現実とのアジャストが必須です。
これが解っていませんでした。
自分の体力の限界が思ったより近い事を知ったのはこの失敗があってからのことです。
これが経験となりました。
客観視出来ていそうで出来ていませんでした。
ではなぜ状況を客観視出来なかったのか、それは危機感です。
仕事を増やさなきゃと思う目的意識、稼がなきゃと思うモチベーションは危機感からきています。
それは集中しなければ成し得ませんでした。でもトータルで設計する事、アジャストを怠れば報いは体調を崩す結果となって現れてしまいます。
それでも管理者の場合は自分の事だけで済みましたので失敗は軽微に終わりました。
穂乃果はそうはいきません。他のμ’sのメンバーも巻き込んでしまいました。
その凄まじい穂乃果の”夢中”は、使い方を誤りさえしなければ最強の武器になるのです。
夢中は最強です。
誰にでも経験があるかと思います。時間を忘れてなにかに取り組んだり、後先考えずに没頭した事があるはずです。
仕事にしろ遊びにしろ夢中になると人は幸福感を感じます。充実感とも言えます。
充実感は人の気持ちに拍車をかけます。「もっともっと」となります。そうこうしているうちに気が付くと日が暮れていたり、朝になっていたりします。
実はこの”夢中”という状態は、がんばり続ける”努力”や生まれ持った”才能”をも凌駕する力を秘めています。
そうなんです、才能、天才といわれる人もこの”夢中”には敵わないのです。
むしろ天才肌の人は努力しなくても出来てしまいますから夢中になる必要もありません。
天才さんは意外にかわいそうなのです。
それはともかく、仕事でも遊びでも”夢中”になれる環境が必要になります。それが成功のカギになります。
何かに取り組む時、シナリオを書く時でもそうですが、どうすれば”夢中”モードになれるか、なにを工夫すれば夢中に近付けられるのかを考えてみてください。
自分にとっての”夢中”を継続できればそれは努力に勝る最上級のものとなります。
”夢中”は人それぞれなので抽象的な表現になりますが、管理者の場合はこの記事を書いている時なんか夢中になれるときがあります。
けっこうゾーンに入ってしまいます。
でも穂乃果ほど続かないので一服入れながらになるのですが、そんな時にやっている事のアジャスト性を検討したりしてバランスを取っております。
穂乃果の例は極端でそれは物語、フィクションです。
リアルではこんなに夢中でいられません。
でも夢中になることで効果マシマシになることはリアルも同じで、そうなれた人が勝ちます。
努力が苦しいと感じたならば夢中にグレードアップ出来ないか考えてみてはいかがでしょう。