ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

お金のかけかた

 

穂乃果たちスクールアイドルの報酬とはなんでしょう。

 

学生なのでお金ではありません。もしスクールアイドル活動が部活扱いであれば報酬、お金をもらうという概念は存在しません。

 

見ていて面白いのは、穂乃果の結成したスクールアイドルは普通の部活動と明らかに”目的”が違うところです。あまたある他校のスクールアイドルと同じはずの穂乃果のスクールアイドルですが決定的な”もくろみ”が違うのです。
もちろんインスピレーションを受けたUTXのA-RISEとも違います。

 

なにが違うのかというと・・・
穂乃果たちはスクールアイドル活動を通じて確実な「リターン」を期待している点なのです。

 

穂乃果の結成したスクールアイドルはパフォーマンスを披露したり完成度を上げたり、後の大会、ラブライブ!にエントリーして他校と競い合うというような本来の学生が目指すべき目的に留まりません。

 

その先にあるものに期待を寄せて結成に至りました。いわゆる下心があるのです。
他校のスクールアイドルはリターンなんて目的に入っていません。

 

A-RISEだって生徒を集める集客目的で結成されたわけではないはずです。UTXが入学希望者に人気なのはA-RISEの生みだしたものの副産物でしかありません。
ですが穂乃果たちのスクールアイドルはこの副産物目当てなところが大きいのです。
その行動はお金こそ絡んでいませんが、れっきとした「投資」の行動なのです。

 

お金を使う行為には二通りあります。「投資」と「消費」です。

 

投資とは株とか不動産とかではなく、使ったお金が、(お金に限りませんが)それ以上の価値になって戻ってくる使い方です。
消費とは文字通り消えてなくなるお金、使ってしまったらそれ以上の価値を生み出さない使い方です。

 

穂乃果たちは学生です。なので行動や労力、時間といったものが投資財になります。

 

架空の学生と我々リアル社会と比べてもしょうがないのですが、リアルだとまず何かをやる前にお金の心配を大なり小なりします。
お金が無いと何もできないのが現実です。そしてお金の使い方については考えて使っていそうで実は考えていません。ちゃんと考えた使い方をしていると思っていても、この消費と投資の意味までは理解してお金を使っていない人が大多数なのです。

 

お金は使う事=消費で、投資とは株、不動産、金などの資産運用と呼ばれているものと解釈されています。

 

中にはギャンブルに使うお金を投資と勘違いしている人もいるようです。この間違った認識を持っている以上、ぶっちゃけお金持ちにはなれません。

 

穂乃果たちの行動を”投資”としました。
投資の意味はかけたお金やそれにかわる価値に対して、使った結果元の価値より高くなって戻ってくる事を指します。

 

対して”消費”は普段我々がやっているように使ったらその都度無くなっていく事を指します。お金の供給元がお金を使った事と全く関係ない使い方です。
スーパーで食材を買ってもそのスーパーからはお金を使ったことで貰えるものとは、せいぜいポイントくらいでしょう。給料は他から貰います。

 

考えて使っているという人はただ消費のペースやら、フローを調整しているだけで行為そのものは消費でしかありません。

 

そして本当の投資の意味が解れば既成概念の間違いに気付けます。
説いたとおり投資とは元の価値より高くなることが大前提です。なので世間が認識している投資の概念である株、家、土地、車、貴金属、宝石などは全て消費になります。

 

実は投資ではありません。
しかも普通の消費でなく猛消費財なのです。これらは買ったその瞬間から買った代金以外にたくさんお金を使う運命にあるものばかりです。
そしてその価値が必ず上がりません。むしろ下がる可能性の方が高いものばかりです。

 

日本の高度成長期はとっくに終わりました。
株は下がります。ただし本来の株式投資の姿であれば投資になるかもしれませんが、1つの企業の10年先なんか今この時代で読めるものなのでしょうか。
家の価値は下がります。作った時点から価値は下がり始め買ったその時点から税金も莫大にかかってきます。
土地も同様。
車も同じです。買ったその時から価値は下がり始めます。
税金、維持費は論外に高額で消費しまくります。
貴金属宝石なども情勢に応じて下がります。製品になっていれば買った瞬間に中古として価値が下がります。

 

このように世間一般で言われている投資はほとんど消費なのです。
 ”うまくいけば投資”は投資ではありません。その本質はギャンブルと同じなのです。
でもそれらを運用してお金を得続けている人もいます。その人たちのやっている事は投資でなく”投機”なのです。この意味を考えないで投資は理解できません。

 

一概には言えませんが投資家のほとんどは投機家でしかないのです。そしてほとんどの人は消費財を投資財と勘違いして喜んでザブザブお金を使い続けます。
本人は満足しているのでしょうが典型的な消費者の域を出ません。

 

もうひとつ世間が大きな勘違いをしている言葉に「資産」があります。これは投資と同じように間違いされ続けられています。
資産とはお金を生み出す事が出来るものを指します。
価値が下がるものの事ではありません。なので上記の投資とされているものほとんどが資産ではないことがわかります。

 

そんなことないと思われる方は勉強不足なだけです。ものを知らないだけなので学んでください。がんばって一生かけてローンを組んで買った家は資産でも投資財でもなんでもなく、ただその人が家を買ったという消費行為に過ぎません。

 

否定するなら試しに売却してみてください。買ったお金、金利、税金、維持費の他買ってから売るまでの経費など合計したら莫大な出費を強いられているはずです。

 

それ以上の金額で売れますか?

 

予め仕掛けでもしていなければ原価割れになるはずです。
こんなの投資でもなければ資産でもありません。

 

資産の大前提であるお金を生みだす事が出来る仕組みの簡単な例は”会社”です。
会社は資産になります。お金を生み出せます。
音ノ木坂学院の穂乃果たち生徒も資産です。結果的に学院に利益をもたらします。
資産家と言われている人は家をたくさん持っているからでなく、お金を生み出せる仕組みを持っている人の事を指すのです。

 

このように使うお金の属性を知れば、いかに自分がお金持ちになれないかがわかります。
使ってばかりだからお金持ちになれないのです。しごく当たり前のことなのです。

 

そしてうまくいっている人、成功している人、本当に偉い人はあまり消費をしません。そしてそのような人は積極的な、本当の意味の「投資」をしています。

 

上記のとおり株や不動産のことではありません。使うお金以上のリターンのあるものにお金を使います。リターンが前提ですから当然以前よりお金が増えていきます。これを繰り返しています。

 

ではお金持ちになれない一般庶民はやりようがないのかというとそうでもありません。
まずはお金の使い方、お金のかけ方には「消費」と「投資」があることを知りましょう。自分が今使おうとしている、買おうとしているモノやサービスは「消費」か「投資」か見極めましょう。だいたいに置いて消費ばかりしているはずです。

 

「投資」はどんなものがあるのでしょうか。これはお金に限りません。健康を維持するための運動に必要なシューズを買ったお金はかけた以上の自分に返ってくるリターンが大いに期待できます。これは投資です。自分の仕事に役立つセミナーの参加費、これも投資になります。

 

管理者もこの消費と投資の違いに気づいたときから自分や自分以外の人のお金の使い方を客観的に見ることが出来るようになりました。
自分についてはいままで投資と思っていたものが実は消費でしかなかった事実を知ることが出来ました。

 

他人を見てみると年収3000万とかある人でも収入が途絶えたとたん破産まで追い込まれたりしています。
宝くじが当たった人が自己破産します。メジャースポーツの人気選手が引退後破産します。
10年前、テレビで紹介されていて立場の弱い人に厳しいセリフを浴びせていたオーナーが世間から消えて無くなっています。

 

いずれも消費しか知らない為に起こる必然でしかありません。「消費」する事しか知らないからです。

 

消費は文字通り消えてなくなります。消えてなくなるので節約以外、防衛手段はありません。

 

対して投資は我が身を守ってくれます。
単純な考え方なのですが解っていない人が大多数なのではないでしょうか。
この事実を知ると高級外車なんか乗り回している人が哀れに見えます。

 

労働による定期的な収入は永遠ではありません。

 

ぜひ投資を意識したお金の使い方を考えてみてはいかかでしょう。

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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