ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

人に頼む

 

花陽はいつも凛に引っ張られます。
凛のほうが直感的で花陽に遠慮がありません。花陽は凛の強いエネルギーに成すすべなし、なのでしょうか。

 

 「いや、ライブに行きたいのならそう言えば凛はきっと聞いてくれるよ」と言いたくなりますが、アイドルフェチを隠している(本人は隠していると思っているが)為に言い出せないのもうなずけます。

 

そして「誰かたすけて〜」となります。

 

人に頼み事があるとき、お願いをしなければならない事は日常茶飯事に発生します。
ここでは相手に自分の頼みごとを聞き入れやすくするテクニックをお話します。

 

 「誰かたすけて〜」とならないための工夫です。

 

前述でも紹介しましたがひとつは必ず「理由」を付けること。これだけでも格段に聞き入れてくれる敷居が下がります。

 

今回の花陽と凛のやりとりなんかはこの理由を付ければ、ほぼほぼ凛の承諾を得ることができるはずです。行き先を「陸上部」から「講堂」に変えるだけなので。

 

そして、管理者の経験上「理由」を付けるにしても頼み事の前にハッキリとなるべく具体的に付けた方が効果があると思われます。

 

 「お金貸してください、物を買いたいんで」ではなく 「限定発売のフィギュアをどうしても買いたいので、お金貸してください」 と言います。

 

頼まれた相手はおおむね理由を理解して即貸すか、貸さないかの判断に移れます。
理由を後回しにすると「なんで貸さなきゃいけないの」が先に立ちなかなか「審査」に入れません。
 「なにに使うの?」「なんで今欲しいの?」など一つの審査を行う為に問答を繰り返しているうちに「メンドクサイ」と思われてしまったらまず「審査」は通りません。
 「審査」すらしてもらえません。

 

頼みたいことに引け目を感じることは相手を気遣うという意味ではわからなくもありません。
でも聞き入れてもらわなければならない時にはそこで遠慮したらかえって余計な思考錯誤を相手に与えてしまいます。

 

相手を気遣うのであればなおのこと「理由」を「簡潔明瞭」かつ「主文の前」に付けることで依頼事項をハッキリクッキリさせなければこちらの意志は通りません。
引け目を感じてモゴモゴと頼んでもマイナスイメージしか伝わりません。
どうしても引け目を解消したいのであれば冒頭に「すみませんが」とか「恐縮ですが」とつければそれで済むはずです。いや済ませましょう。
伝えたいことは引け目ではなく頼みたい事なのですから。

 

お客さんに営業を仕掛けるときのテクニックを紹介します。

 

 「ドアインザフェイス」テクニック。
頼みたい相手に対して最初わざと依頼内容よりも「誇張」した、到底相手が却下して然るべき架空の案件を投げかけます。
もちろん却下されます。
その後に本題の依頼内容をお願いします。こうすることで相手に対し「譲歩」した提案と受け止めてもらい依頼が通りやすくなります。
依頼内容単体でお願いするより比較対象を持ち出すことでコントラストが働き引き受けやすく感じさせるテクニックです。

 

管理者はこのテクニックを知ったとき、「あ〜、ツンデレキャラのロジックだ」と感じました。
相手の気を引くために最初「ふん!あんたなんか死ねばいいのよ!」と意志とは真逆の「誇張」した感情をぶつけます。そしてその後「優しくしてくれたら少しは好きになってあげてもいいわよ」と「譲歩」します。
この両極端なアプローチによりコントラストが働き相手に自分の印象を強く伝えます。
初めから「優しくしてくれたら好きになるかも」よりも、より鮮明に印象付けられます。

 

管理者のマニアックな解釈は別として、依頼内容が通りにくい案件ならばこういう方法も有効かと思います。
これも心理学でいうコントラストの原理に基づいています。

 

面白いのが依頼内容自体変わらないのに相手の印象を操作出来る点にあります。

 

理由を付けても通りにくそうなお願い事があれば、お試しあれ。

 

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