ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

人は必ず何かのプロフェッショナル

 

絵里は新入生歓迎会の仕事を終えて、あとは帰宅するだけとなりました。
でも穂乃果たちμ’sの様子が気になります。

 

希はそんな絵里の気持ちを察してか、わざと素知らぬ振りをして距離を置き絵里自身の気持ちを浮き彫りにさせます。

 

絵里がμ’sを気にする理由は、もちろん廃校阻止に具体的な行動を起こしているものがどんなものかに関心があった、とも取れますが何より絵里自身がエンターテイメントのプロフェッショナルであった(正確にはアーティストというべきか)点であると思われます。

 

だれでもプロフェッショナルである事実を自覚している人は意外と少ないのです。
プロフェッショナルとは何も「お金を稼ぐ」手段だけを指してはいません。

 

確かに世間ではプロ=お金を稼ぐ手段と認識されてはいますが、プロでなければお金を稼ぐ事が出来ないのかというとそんなことはありませんし、お金を稼ぐ行為とプロフェッショナル性は同義ではありません。
要するに「経験」があれば誰でもプロフェッショナルになっているということです。

 

同じプロでもお金を稼ぐ目的ならば、それ相応のレベルの経験だったりスキルがなければなりませんが、だからといって自分はプロではないという結論にはなりません。

 

またお金を稼ぐことだけがプロの条件でないことはアーティストの世界を見ても解ります。
例え売れていなくてもギタリストはギターのプロだし、絵里みたいにバレエコンクールでトップになれなくても誰もが認めるプロフェッショナルです。
そして自分のプロフェッショナル性を見落として「自分は何も出来ないから」と早々に諦める人が大多数なのです。

 

解釈しやすいように管理者は経験者=プロと訳しますが、もちろんそれぞれ「段階」というものはあります。
自分のプロフェッショナル性に気づいていない人はただ段階を踏んでないだけで、それと可能性がない事とイコールとするのは拙速な考えです。

 

経験をプロとするならば、誰でも生きている以上いろんな経験をするのですから、なにか行動を起こす場合でもヒントがあります。
仕事においても生活においても、です。
赤ん坊は赤ん坊のプロです。高校生は高校生のプロです。結婚相談所の人は結婚を何度も繰り返したからその仕事に就いているわけではありません。それでも仲介人のプロです。
管理者もオタ中年ですが世間一般の人々よりは多少はオタネタに詳しいだけです。

 

そこから拡張できる自分だけの世界はだれにでも創出できるのです。

 

だから「何も出来ない自分の事なんて興味持ってくれるはずがない」と思う事はナンセンスなのです。

 

何と比べて自分のプロフェッショナル性に気付けないのでしょうか。
それは自覚しているプロフェッショナル性の基準を勝手に解釈し思い込んでいるだけに過ぎません。その思い込みは根拠が無い場合が大多数です。

 

しかもその思い込みは明確なプロフェッショナルとそれ以外の境界なんて意識していません。なんとなく自分はプロフェッショナルではないと勝手に判断しているのです。

 

そこで諦めてしまいます。

 

自分のプロフェッショナル性を前向きに考えようとせず、勝手に思考を停止させて存在するはずの秘めたる可能性を自ら潰しています。

 

実際のところ、我々が他人を見てどこまでがアマでどこからがプロであるかなんて判断していません。
プロフェッショナルな人は自分と他人と比べて判断していません。自分のプロフェッショナル性にどれだけ意識して取り組んでいるかに寄るのです。
他人の評価ではなく自分の意識の問題なのです。
何かと比べる事をすると結局アテにならない曖昧な何かと比べることに終始して自分のプロフェッショナル性に気付けません。

 

どうしても比べないと納得いかなければ、本当は何と比べるべきなのでしょうか。それはもう単純です。

 

何もない、何も持っていない無関係な他人と比べるべきなのです。

 

何も感じていない、何も知識もない興味もない無味乾燥な他人を基準とするべきなのです。そうすれば何かの事象に対して”好き”と思う事だけでもプロフェッショナルになっているのです。

 

一度でもやったことがあれば、やったことない人からみれば立派なプロフェッショナルなのです。
他人より興味が少しでもあればそれは興味のない人と比べればプロフェッショナルなのです。

 

 「それではお金は稼げない」と思われるかもしれませんが上記のとおりお金を稼ぐ前提がプロフェッショナルではありません。
自分のプロフェッショナル性にお金を稼ぐだけの機能が備わっていないだけで、備えるためには磨いていけばいいことなのです。

 

少なくとも自分には何もないと諦めるより、少ない自分のプロフェッショナル性に気付いて行動の足掛かりとした方が数十倍も生産的な思考になります。

 

出来ない言い訳を考えるより出来る事を模索するようになります。

 

成功している人、プロフェッショナルでお金を稼いでいる人はこうして拡張させて自分の糧としています。最初から誰かから与えられたものではありません。原点は自分のプロフェッショナル性に気付く事、そしてプロフェッショナルとして自覚して取り組むことに尽きるのです。

 

自分の価値をどうか見逃さないでください。

 

希は絵里自身が自分の価値に気づけるように振る舞います。
希は直接教えるのではなく「気づかせる」ことで絵里のほんとうにしたい事に導きます。

 

人のプロフェッショナル性は当人にしか分かりません。

 

希のような気の利いた人に巡り合えれば最高の味方ですがリアルでは自分の利点は自分で見つかるしかないのです。

管理者著書

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