やってみて次にいける
感動モノのファーストライブ。結局花陽だけではなくこれからメンバーに加わる生徒が集まりました。
管理者はこのSTART;DASH3人Verがμ’sのベストライブとオシています。確かにスノハレとかもいいのですがやっぱこれです。
随所に”大人の都合”は感じられますよ、演奏は?編曲は?ライティングは?・・・でも完成度が高くて単純に見ていて楽しい。これはアニメの醍醐味ですよね。
ホント、楽しければエンターテイメントは成立するのね、とつい無駄ネタを書いてしまいました。
このライブはさすがにリアルと照らし合わせることはフィクションで不可能ですが、見るべきものは考え方とそれに伴う行動です。
リアルでは商売やビジネスについてのノウハウが本やネット情報にて出回っています。
甘〜いキャッチコピーなんかついています。簡単に〜とか、1日数分で〜とか、必ず稼げる〜とか。
そしておおむね成功者の行動を紹介したような情報とかになります。
さも真似すればあなたも成功できますよ的な。
んなわけなじゃん!とツッコんで買ったことを後悔します。
もっとイラッとくるのがエリートの行動を紹介したようなもの。著者のプロフィールなどで・・・
東大出身で一流商社に勤続〜年でその後独立、会社設立して年商〜億・・・とか。こんなの内容どうこうよりかそもそも一般的でない条件で共感なんかできるわけがありません。
殺意さえ覚えます。
エディターは人間の共通性を勉強するべきです。いいですよね、こんな程度でお金がもらえるのだから。
ひがみっぽくなりました。確かに社会的に成功している人は偉いとは思います。
でも本当に知りたいのはその人の履歴でなく行動に至った考え、思考なのです。
松下幸之助さんはスゴいと思います。でも真似なんか誰もできませんし、普通は「あ〜スゴいね〜」で終わります。
これは情報として価値があるのでしょうか。
偉人の真似して偉人と同じ結果が得られれば誰でもできますしやっています。現実的に出来ないのならどこを学ぶのか、それが思考の部分なのです。
また商売ビジネスの世界には「正解」が存在しません。テンプレートもありません。
訳の分からない大海原を我々は手漕ぎボートでエッチラオッチラ進んでいかねばなりません。
サラリーマンの人は大きな船に乗っています。
水先は船長に委ねておいて自分は与えられた役目だけしていれば考えなくても船は前に進みます。でも大きな船も手漕ぎボートも行き先を決めなくては前に進めない理屈は同じです。
この時に指針となるのが考え、思考なのです。
前を走る船がこの場所で取り舵を切ったのは絶対なにか根拠がある、と思わなければならないのです。
ここで舵を切ったという行動ではなく、なぜここで舵を切る必要があったのか、を読み解かねばなりません。
でもこれってなかなか教えてくれません。ネットにも書いてありません。そうしたら上手い人の行動から盗むしかありません。
なんでもいいから盗みとらねばボートは迷走するか沈みます。ですので日ごろから意味合いを読み解く訓練をしておきます。
そういう意識で街を見回すと結構面白かったりします。
昔の作品でCLAMP原作xxxHoLicの壱原侑子がオカルトチックに言ってました。
「この世に偶然はない、あるのは必然だけ」と。おおむね当たっているのではと感じいます。
なにかにつけて物事には理由が存在します。商売やビジネスの分野は特にそうです。
その理由を考えたり調べたりすると仕掛けた人の思考が読みとれます。まぁ完璧とはいきませんが。
そして根拠となるものが、例えば心理学とか社会行動学とかに行き着きます。
広告なんかは、ほとんど心理学の応用で出来てんじゃないかと思うほど浸透しています。仕組みさえ解れば代理店なんていらなくなります。
このように自分の出来ることは、最初は小さいのですが その小さい考え、小さい行動からも拡張していけるのです。
管理者は他と比べることは必要ないのであまり気にしませんが、な〜んにもしていない人に比べれば遥かに生産的なのではないかと思うのです。
とりあえずでもライブをやりきったμ’sは次の段階に進みます。
強烈なコミットメントを残して。
未完成でも最後までやる、最初から完璧を求めない、とは作家、脚本家のロジックでもあります。
穂乃果の発案で3人μ’sは思考を行動に移してライブという形で具現化しました。そこには未来のメンバーが集まり次なるステップに進めたのです。
ライブは未完成でも、それをやりきったことに意味があるのです。
シナリオ的にはこれがターニングポイントとなります。
それは我々リアルの人には関係ないことでしょうか?
いいえ、違います。とてもリアルライクに物語が進行するのです。
現実社会でも思考に基づいたその1歩が次に繋がるのです。