ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

目上の人とお近づきになる方法

 

3人μ’sは着実に実績を残しつつあります。
でもまだ3人しかいません。メンバー募集はあんまり進んでなくて、ことりに至ってはメンバー募集よりアルパカのほうに魅力を感じているようです。

 

まだ自信のない花陽にとってμ’sは憧れのアイドルであり上級生でもあります。
つまり穂乃果たちは”目上の人”になります。
この段階では花陽は自分の問題で切り出せないでいるのですが、実は既にその目上の人とお近づきになっています。

 

リアルの人々も自分より優れている人、自分にないものを持っている人、目上の人とお近づきになることで多大な利益を自分にもたらしてくれる事実を知っています。
しかも手っ取り早い。

 

もし仮に花陽が一人でスクールアイドルを立ち上げるとしたら、その手間暇を考えたら既存のスクールアイドルに加入した方が楽なのは想像に難しくありませんし、花陽は穂乃果みたいな“ハブ”にはなれません。

 

リアルでは”人脈”という相互補完機能が働いています。
自分にとって有益な情報やスキルを持っている人を味方につければ仕事が、ハッカドールに頼まなくてもはかどります。

 

それではどうやってそんな人たちと知り合い、お近づきになれるのでしょうか。

 

一番手っ取り早いのが対象の人の「お客さん」になってしまうというもの。それも普通のお客さんでなく、上顧客になれば少なくとも対象者はムゲに断ることができなくなります。

 

これは立場的に優位に立つ、という意味ではありません。
対象者に対して先に「利益」を差し出すことに意味があります。
もしこの点を欠いていたとすれば、「どこの馬の骨」扱いで以前より印象を悪くするだけで自分の利益どころの話でなくなります。

 

アルパカ使いの花陽はμ’sの”上顧客”です。誰も興味を示さずノーゲストのライブに駆けつけたたった一人のお客さんなのです。その希少性から普通のお客さんでなく”上顧客”なのです。
まして穂乃果にしてみればライブを完遂できた唯一の功労者と言えるでしょう。

 

そんなわけでμ’sのリーダー直々に「アイドルやりませんか?」とオファーを貰うことができました。

 

ここで特記したいのが利益の順番です。
リアルでも普通は自分の要望から人に頼みます。
例えば芸能事務所のオーディションに行って「アイドルやらせて下さい!」となります。「じゃあ見せて」となり、お目に適わなければ「帰っていいよ」となります。
管理者はオーディションなんか受けたこともないので詳細は解り兼ねますが、ざっくり言ってこんなところではないでしょうか。

 

これだと”落選”は必然なのです。
だって芸能事務所に利益を与えられていないのですから。

 

たぶん当事者は「やらせてもらえば必ず利益を生み出せるハズです」と言いそうですが、明らかなのは
 ”現時点で” 利益を提供できていない事実だけなのです。

 

花陽はμ’sのライブを見せてもらう以前に「講堂に駆けつける」ことでμ’sに利益を与えました。その結果ライブを実施することができました。
泣きだしそうになるのをガマンするしかなかった3人μ’sを救ったのは花陽でした。

 

これで目上の人に与えた印象が悪いわけありません。

 

つまり「自分の事よか相手のこと」を優先させないと「自分のこと」はいつまでたっても叶わない、ということです。
人脈を築きたいと思うなら、自分のことより「何をしたら相手が喜ぶか」を真剣に考えなくてはなりません。

 

これは人脈に限りません。商売してもうまくいかないのはお客さんの気持ちになっていないから、会社でうまくいかない場合でも案外自分の事しか考えていないからなのではないでしょうか。

 

どんな人がどんな人とお近づきになりたいかはケースバイケースですが、この理屈は共通思考と管理者は考えます。

 

例えば恋愛の告白なんか最たるものです。うまく相手の思惑と一致していれば問題はないでしょうが大体においてこのイベント、相手の気持ちより自分の気持ちを優先した結果ですよね、フラれるのって。

 

そして以前よりギクシャクして「告らなければよかった・・・」と嘆きます。
管理者は恋愛相談人ではないのですが、好きな人がいて想いを伝えたいのであれば、まず相手が何をしたら喜ぶかをマジマジモードで必死に考えるべき、と思うのですがいかがでしょうか。
自分の利益より相手の利益を考えることで初めて相手は認識してくれます。

 

先にメリットを差し出す勇気があれば相手の心を突き動かすことが出来るのです。

 

自分の意見を通したければ、まず相手の意見を聞くべきなのです。

 

何も差し出す物が無い場合には、極論ですが何もしてもらえはしません。これも必然ではあるのです。

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