ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

「痛み」系が最強

 

花陽と凛はようやくスクールアイドルというものに対して自分を重ねます。

 

花陽は前々から懸案課題であったのですが、凛にしてみれば花陽から振られてまさに寝耳に水といったところなのではないでしょうか。
花陽はアイドルらしくない自分の性格で自信がなく、その支えとして付き合うよう頼んだ凛は女の子らしくない自分にはアイドルなんて無理と感じます。

 

ここでは素直にスクールアイドルになれない二人のコンプレックスが描かれます。

 

コンプレックスとしましたが、使われている意味は「劣等感」だけではないようです。
管理者の解釈ですが”複合した感情の形”というのが解りやすいと思います。つまり「やりたいけど出来ない」とか「嫌いなんだけど実は好き」みたいな。
2つ以上の感情の重なりをコンプレックスと表現して差し支えないかと思います。

 

劣等感と訳すとアニメ的、二次元的に王道のシスコン、ブラコン、ファザコンなんかは劣等感というよりむしろ好感材料として扱われ、キャストは喜んでその感情を爆発させています。

 

方向性も愛情、執着であったり憎悪、嫌悪であったり葛藤、対抗心、呪縛、強迫観念Etc・・・とまあ、まとまりが付きづらい単語なのです。

 

そんなコンプレックスはラブライブにおいてもメンバーそれぞれの個性として与えられているわけですがリアルでも誰もが抱えている心理作用でもあります。

 

どうやらリアルで言うコンプレックスはやはり「劣等感」の代名詞になっているみたいで、例えば髪の毛が少ないとか、背が低い、体形的に太っているなんかに代表されるネガティブな表現に用いられています。

 

実はこれが商売的に最強の部類に入ります。
このようないわゆる精神も含めた身体のことに対しては人は惜しみなくお金を遣います。お金も遣いますし時間や効率や結果を追求しまくる分野でもあります。

 

人は肉体という殻に収まっている以上ダイエット商品が廃れることはないでしょう。病院へ行って何時間も待合室で待たされて診察5分で終わっても文句言わず受け入れるのは自分の身体が一番大事だからです。

 

特に痛みが伴うものは最強中の最強です。

 

あたりまえの事を言っておりますが他の商売、ビジネスと比べてみてください。どれだけ優位に立っているかがわかります。

 

医師の世界感で商売しようとしたら間違いなく潰れます。痛みはお客さんという立場をも凌駕して君臨する最強の商品アイテムなのです。

 

それでもこの痛み系はなにも医者だけが独占できる商品ではありません。(なんか独占しているつもりみたいですが)そしてこの痛み系から学ぶべきところ、取り入れるべき所がいっぱいあります。
要は痛みを解消できるアイテムなりスキルなりを確立提供できれば儲けることは難しくないということです。

 

健康食品やサプリメントなんかが該当しますが、実際のところユーザーに「利きそう」と思わせる事さえ出来れば商売になる事実を認識してください。
サプリメントで言えば薬以上に効果なんて出るわけありません。薬局で処方される医薬品だって100%効果が出ないようあえて作ってあるのにサプリメントなんてほとんど効果なんか「飲んでみたら効いた気がした」程度のものです。

 

よく見て考えれば根拠なんか一つもありません。

 

広告で伝えられている”利用者の声”ってありますよね。あれは広告の手法であって効能の紹介ではありません。
 「いや〜これ飲んだらすっかり良くなりましたよ〜」とわざと素人っぽい人を登場させ視聴者との共通性を見せておいて、社会的証明の原理を使って引き込もうとしているだけなのです。

 

そして画面の隅に”利用者の個人的な感想です、効能を証明するものではありません”と但し書きを載せています。サプリメントの販売会社はな〜んにもあなたに対して効果効能を提示していません。
それでも消費者はお金を遣います。しかも喜んで。

 

このような人の特性を知れば自分がなにをしたら相手の痛み、不安、不満を解消できるのかを考えるヒントになります。痛みは最強のお金の種とも言えるでしょう。そして本当に解消できれば感謝されます。

 

もし”声の大きくなる薬”があれば花陽は興味持つかもしれません。”女の子らしくなる薬”があれば凛は飲んでみたいと思うかもしれません。

 

リアルな我々はとかく医者や薬に頼りきりなのですが、それにはそれなりの理由が存在しているのです。

 

で、このあとのまきりんぱな1年生はそんなモノに頼らない自立した考えにより、スクールアイドルに近づいていきます。

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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