ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

何もしないで倒産する現実

 

倒産なんて単語はラブライブにおいて無関係と思われるかもしれません。

 

特にまきりんぱなに置いては学生で下級生で何かを仕切っているわけでもありません。ですが思考面ではリアルでも応用できる我々と同じ人間です。

 

花陽は穂乃果たちにもらった勇気により決心を固めつつあります。しかしまたしても現実に阻まれ躊躇してしまいます。
そして”私には出来ない”と落ち込みます。

 

これは我々リアルでもよく起こります。自分がこうやってみようと思っても会社行って上司や仲間やお客さんと話していると”いやいや、やっぱりムリだよな”と思ってしまいます。
なにも行動に移してもいないのに勝手に「出来ない」と片付けてしまいます。

 

このネガティブ思考はどうやら仕える者、勤める者特有の思考ではなく、経営者も同じなようなのです。

 

管理者は企業経営の経験はありませんが、端から見ていてちょくちょく散見されます。
業務改善提案が整備されている会社はそれなりに風通しもいいのでしょうが、あまり一般的ではないような印象ですし、ワンマンな社長は下の意見なんざホントに聞いているのか疑問が残ります。たぶん聞く耳なんか持ち合わせていません。

 

でも明らかに金銭的にも労務的にも、はたまた倫理的にも問題があってそれが改善できる方法論が現実にあっても、なぜか経営者は動きません。

 

管理者の経験でいえば運輸業で営業車の事故が多くて損失も大きいのに「事故を減らせ」の一言だけで具体的な事故防止対策なんか一つも行動しません。
イタリアンレストランで売上が少ないと嘆きながら商品を積極的に売る為の仕組みを考えません。
ひどい経営者は率先してお客さんを怒らせて頭を下げることもしません。

 

管理者が見聞したビジネスコンサルの人たちも一様に「確実に儲かる仕組みを考えているにも関わらず行動しない」と嘆きます。

 

なんででしょうか。謎です。

 

一つは花陽と同じです。行動する勇気が無い。問題は認識していても解決しようという勇気が無い。
一つはコストをかけたくないという貧乏根性。
一つは、経営者に限りませんが人間の性質でもある「変化を嫌う」というもの。
ついでにもう一つ、人間の性質で損失回避性というものがあります。「得るものより失うものに恐怖を感じる」というものがあります。

 

管理者的にはどれもやらない言い訳にしか写りませんが現実として行動しないのです。

 

検証してみましょう。
一つ目、経営者は花陽と同じでは困ります。花陽は従業員を抱えていないので問題は波及しませんが、経営者の勇気が無い、はそもそも経営者の資格が無いということになります。
でも管理者の経験上います、こういうヤツ。

 

二つ目の貧乏根性はこれもお金を遣うということを理解できていません。コストがかかってもそれが将来増えて戻ってくればそれは消費損失でなく投資になります。投資が出来ない経営者は経営者にあらずなのです。

 

三つ目、たぶんこれが一番多いのではないでしょうか。とかく経営者は変化を嫌います。現状維持ってやつです。波風立てずに穏便に事を動かそうという姿勢は部下の立場でもビンビン届きます。
でもこれって何もしないのですから当然不具合があってもよほど傾かなければ動かないということですよね。業務不履行になります。

 

四つ目は一つ目の言い訳ですね。得るもの失うものを勘定して決めるのが経営者の仕事です。

 

そしてなにもしないで会社が倒産します。そんなサラリーマンな経営者が多いのではないでしょうか。

 

行動は上司とか経営者とか肩書なんて関係ありません。大人子供も関係ありません。人間共通の営みです。会社を潰すのは適切なタイミングで適切な思考に基づいた行動が伴っていないからです。

 

ですから行動しないことは罪なのです。特に社会的地位の高い人は。

 

行動すれば成功者、行動しなければ倒産。たったこれだけの理屈でしかありません。

 

あなたはどっちがいいですか?

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