ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

ダウンスケールの考え方

 

なにかを成し遂げようとする場合、どうしても物事を大きいほうからの順番で考えてしまいがちです。

 

起業したいと考えるとまず会社を立ち上げなければならない、とか 資本金はこれくらいなければ出来ない、とか オフィスビルに部屋を借りなければならない、とか。

 

それ以外でもこの仕事を始めるためにはまず資格をとらなければならない、とか・・・。

 

そして現実と照らし合わせて「やっぱムリ」となり諦めてしまいます。
せっかく志を持っても簡単に挫折してしまいます。そしてなぜか必死になって挫折した言い訳を考えて自分の決めた志との折り合いをつけようとします。

 

しかしこれでは意味がありません。
挫折には成るべくしてそうなる理由があります。挫折人生を歩んできた管理者は自分の過去を振り返り気が付きました。

 

 「そもそも見るべきところが間違っていたんだ」と。

 

そんな反省から発想したダウンスケールの考え方を提唱したいと思います。

 

簡単にいうと出来るところから手を付けるという至極まっとうな考え方でしかありませんが着実な成長が見込めます。

 

μ’sは6人まで成長しました。
穂乃果ひとりのアイディアから出発して少しずづ、でも着実に成長しています。
ロジックは至ってシンプルなもので「出来るところから少しずつ」が心情なのです。
決して無理をせず外部の資本や他人の人脈などアテにせず自分たちのそれぞれ出来ることを積み重ねて形を作り上げようとしています。

 

そして言い訳なんかしません。

 

μ’sの目的は学院存続というマクロなものですが、やっていることは自分たちの出来る範囲を超えないミクロなものです。ここにリアルでも応用できるヒントがあります。

 

表題に「ダウンスケールの考え方」としましたが志自体はうんと大きくて構わないと思います。会社を興して年商うん億円で海外進出も果たしてぇ〜とかでもいいと思います。
 「世界征服」とかの妄想でない限り、目標はより大きい方が好ましいでしょう。

 

でも実践していく上ではもっとずっと小さいことから始めないと破たんします。
法人化なんか儲けが出てから考えればいいことです。
オフィスビルに部屋を借りるのは仕事が軌道に乗って人を雇えるようになってから考えればいいことです。
資格なんか仕事についてから必要なら修得すればいいことです。

 

表題にスケールダウンとしないでダウンスケールとしたのは目的そのものをスケールダウンしてほしくないからです。
で、何が言いたいのかと言うと「目標は高く」でも「実践目標は小さく小刻みに」の考え方を持てば意外と着実に、かつ結局早い成果が出せるのではないかと思うのです。

 

管理者はいままで何かを始めて壁にぶつかるとそれを乗り越える方法があまりわかりませんでした。
そして思考を停止してしまいます。

 

 「壁」で多かったのがお金。
現在はダウンスケールの考え方によって改善しています。

 

以前、管理者はお金が足りないと感じた場合、収入を増やそう(スケール自体を大きくしよう)としてきました。無理して仕事を増やしたり、会社帰りにバイトしてみたり・・・結局お金もない、時間もない、そして病気になりました。健康までも犠牲にしてしまいました。
これでは本末転倒です。

 

今はどうしているかというと支出を極限まで減らしています。収入の増加は行っていません。

 

つまり、生活というスケール自体をダウンさせないで支出を出来るだけ削減しました。支出を細分化して削れる所は削り、固定費の抜本的な削減を断行したのです。
具体的には家賃の安い田舎に移り住んだことです。

 

固定費は命取りになり得るコストです。変動費は節約でなんとかするとして、固定費は生活そのものを見直す必要と実際の行動が必須になるのです。
それでもこの支出の削減は収入の増加よりも、とても簡単にできるのです。

 

スケールを大きくしないで、ダウンスケールしてできるところのギリギリを追求します。それは辛いことかというとそんなことはありません。引越しなどのお金もかかる場合もありますが、それもダウンスケールしたコストにて近々に相殺できてしまいます。
そしてそれは個人でも法人でも同じなのです。

 

経済観念のしっかりしている方は「あったりめ〜じゃね〜か!」と言われそうですが当たり前のことに気づけませんでした。

 

例えば1万円。同じ1万円でも月に1万円余計に多く稼ぐ手間やら時間やら手続きと、月1万円節約する手間とを比べると圧倒的に後者に軍配があがります。
1万円ポッチでのしかかるストレスを考えるととても割に合わないのです。
ヘンテコな日雇いバイトして不愉快な気分になることもありません。

 

もちろん戦略があるから経費削減に必要なガマンとか節制が出来るのですが、考え方を変えて見方を工夫して行動に移せば結果が伴って「こういう暮らしも悪くない」と思えます。
なにより精神的、肉体的に楽なのです。

 

ダウンスケールの考え方は暮らしに限らず商売でもビジネスでも応用できます。
集客を図りたいと思った時むやみやたらに広告費をかけて新規客を狙うのでなく既存の見込み客にアピールした方が経費もかからず成果も出しやすいのです。
スケールをむやみに大きくしないで、小さくても出来ることを考えるのです。

 

ダウンスケールの考え方とは普通に考えたらムリと思えてもその事柄を細分化して出来る事を探がす思考なのです。
それでもまだまだ勉強していかなければなりません。お金の使い方一つとっても属性があります。もちろん集客についてもお金を使うべき局面もあります。
基本何をやってもいいのですが、取り組むにあたって一番避けたいのが思考停止なのです。

 

このダウンスケールの考え方はそれを回避するために大変有効に働いてくれるのです。

 

前回#4まきりんぱなでもダウンスケールの考え方が反映されていました。花陽はアイドルという大きなビッグワードに翻弄され自分と重ねて思考停止に陥りました。

 

真姫はそのアイドルを細分化(ダウンスケール)して歌ってみることを花陽に説き、さらに細分化(ダウンスケール)して声を出させることで花陽自身に可能性を認識させることに成功しました。
真姫ちゃんすごいにゃ〜と言いたくなります。

 

ダウンスケールの考え方は、出来ないことが出来るようになる為の工夫なのです。

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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