ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

自分が困ることを相手にもしている

 

 にこはアイドル研究部の部長です。それもちゃんと学院に認められている公式の部活動の主宰者です。

 

穂乃果たちはそんなことお構いなし、というか知らなかった為、何の違和感もなくスクールアイドル活動を推し進めてきました。
そりゃ にこにしてみればμ’sは目の上のタンコブみたいに思われるでしょう、本来 にこがやりたかったことなので。

 

残念ながら穂乃果たちはスクールアイドルをやっているのは自分たちだけという思い込みにより にこの立場をすっ飛ばしてしまいました。
 にこは不愉快に思わないわけがありません。
穂乃果たちが与えたものは、知らなかったとはいえ、にこの”嫌がること”なのです。これはμ’s側に過失があったといえるでしょう。

 

そんなんで にこは必然とμ’sに対して厳しくなります。ポテトくらい勝手に食べてしまいます。

 

リアルでは困ったことなんて腐るほどありますよね、人的にも物的にも。
ここで気を付けたいのは自分が困った源はどこにあるかということです。単純に相手の過失であれば、困った度合いにもよりますが問題はありません。

 

例えばファミレスでウェイトレスさんが誤って水をこぼし服が濡れてしまった、なんて明らかに意図したものでないアクシデントなので、権利的な人間性の持ち主でもない限り大した問題ではありません。

 

ですがもし自分が困ったことと同じようなことを相手にもしていたとしたら、またそれを自覚出来ていなかったとしたらかなりヤバイことになります。

 

例えば待ち合わせをしていていつも遅刻してくる知り合いがいたとします。
その遅れてくる理由が「いつもあなたがしている」ことだとしたらどうでしょう。お互い報復合戦をしているのと同じになります。

 

上記の程度ならまだ遅刻の原因が目に見えているので改善の余地がありますが、客商売だとお客さんは基本的に本当の訳を話してはくれません。

 

客商売の本質を理解していない気の利かない管理職はお客さんに言われた通り真に受けてそれを改善しようとします。これは間違いでいくら努力しても改善には至りません。

 

客商売ではお客さんからクレームを貰います。
どんな優秀なお店でも全くクレームが全くないということは有り得ません。なにかしら不手際があったり期待に応えられない場合が必ず起こります。

 

そんなとき正直にクレームの訳を話してくれるお客さんは”いいお客さん”です。たいがいお客さんは気に障った事象と別の事に転嫁して文句を言ってきます。

 

 「料理がまずかった」と言われても、実は料理はおいしくて従業員の態度が悪かったのが原因とか、
 「この店はサービスが悪い、二度と来るか」と言われても、実は給仕のペースが遅すぎたのが気に障った、とか。

 

とにかく本当の所は話してはくれません。そしてものすごく敏感に反応します。

 

そんなクレームの根本的な原因はお店にあったりします。お客さんのやっている事はもうほとんどナンクセなのですが内容はともかく、実のところ非の所在はお店だったりします。
クレームはお店が成長するためには必要なソースでもありますが悪い評判が独り歩きされても困ります。無い、少ないに越したことはありません。経営的に困ります。でもクレームの原因をお客さんに与えているのは何を隠そうお店自身だったりするのです。

 

まだクレームを言ってくれるだけマシです。
普通のお客さんは何も言わずお金を払いそして二度と来てくれません。

 

このように自分が困っていることは案外相手に対しても行っている場合が多いのです。

 

なので困った事象にぶつかったらまず自分を点検しなくてはなりません。

 

なにかで自分が困った時、原因を探る思考が出来ていないと鈍感になるばかりか商売に向いていない人になってしまいます。
もちろんそんな人はお客さんから”本音を引き出す”なんて高等テクニックは出来るわけがありません。

 

誠意まごころを持って接したお客さんに嫌われたら本意でないばかりか悲しくもなります。

 

 にこの言うとおり「プロ意識」はちゃんと意識して仕事に臨みたいものです。

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