ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

スキルアップを求める上役

 

 にこはμ’sのメンバーにアイドルの基本スキルとしてキャラ作りの必要性を説きます。

 

結局寒いパフォーマンスを披露してドン引きされます。
メンバーのなかで真剣に聞いていたのは花陽だけでした。

 

まぁ”にこにー”のクオリティについては検証の余地もありますが、にこはμ’sに対して段階的にかなり先の課題を投げかけたともいえます。

 

アイドルは”歌って踊って”が心情と推察いたします。歌って踊ってがない芸能というとタレントということでしょうか。
管理者は花陽みたいなアイドルスキルは持ち合わせておりませんが消費豚目線では、とりあえず歌って踊ってができないと始まらないのではと思います。

 

そのアイドルの要素に付加価値として”にこにー”みたいなタレント性を加味してスキルアップすべきと にこ先輩は教えています。
ですが残念ながら現時点でのμ’sはまだそんな段階にありません。理解なんかできないメンバーは「寒い」となるのです。

 

世の中の上役といわれる経営者、上司、先輩、先行者なんかはそれより下の人たち部下、後輩、後継者等に対してスキルアップを求めます。

 

求めるのですが求めるだけで終わります。結果なにも変わりません。

 

管理者の知っている社長さんもコンピューターに少し詳しい部下の人に会社のHPの作成を指示しました。
しかしこの部下の人は本来の業務がありました。コンピューターには詳しくてもHPを作ったことが無かった部下の人は勉強も必要でした。
結果、何も出来ませんでした。この社長は嘆きます。
 「スキルアップを求めてもなかなか動いてくれない」と。

 

管理者はこの話を聞いて正直”この社長は無能だな”と思いました。言ってませんよ、思っただけです、感じただけです、批判は口にしません。

 

これって悪いのは指示されたことを守れなかった部下の人の責任でしょうか。違います。指示命令を出した人の責任です。
人の動かし方を知らない社長さんの責任なのです。

 

基本的に社長だろうが親だろうが言っただけでは人は動きません。
単細胞な人は”威圧”や”権威”で簡単に動かそうとしますがそんなのは通用したとしてもその場限りで、しょっちゅうは使えない方法です。

 

上役が下の人にスキルアップを求めて仕事の効率化を図る場合、下の人には実際に動いてもらわねば始まりません。
なので環境整備が必須になります。

 

元来の業務が忙しくて作業が出来ないのでは当然結果なんて出ません。また権限でも与えない限り環境整備することは下の人にはできません。
これは指示命令した人の責務です。さらに最低でも成果が出せるまでのスキーム(具体的な工程)と成果対報酬を明示しないと下の人はいつまでたっても動いてはくれません。

 

期限なんか設定しても無視されます。そして出来る限りの仕組みを与えてあげて、ようやくここまでやって下の人に「責任」を持たせられます。

 

実際のところ環境整備をしてスキームを提示し成果対報酬を明示しても、それでも動かないのが現実です。
そんなときに上役の能力が試されます。
上役はどうすれば結果が出せるのかを真剣に考えなくてはなりません。

 

それが指示命令した人の出来る事で仕事です。下の人では出来ないので仕事ではありません。

 

このように”言っただけ”では結果はほぼ期待できません。

 

でも多いんですよ、「言えばなんとかなる」とか「言っておけば大丈夫」と考えている人。
そんな人に限ってキレやすかったり自己中心的で平気で組織をバラバラにします。

 

管理者はそんな上役をみると馬鹿にしたくなります。
 「もっと勉強せいや、頭つかえアタマ」と。

 

上記の社長さんはとても人望の厚い方なのでその他の面で社員さんを引っぱっています。今回指示が成し得なくても方法を変えて結果が出ることでしょう。

 

前述の記事にも書きましたが結果を求めて人を動かしたかったら、まず相手に与える事をしなければ与えてはもらえません。
上とか下とか関係ありません。人間の基本原則です。
それを無視して「雇用を与えている」だとか「給料出しているのだから」とか「責任だろ」程度では少なくとも誠実な動き方はしません。

 

会社や社長の都合は会社や社長の都合だけで社員の都合ではないのです。

 

求めるべきは主体的で自発的に動いてくれる”勝手にがんばる人”なはずです。

 

それをどうやったら成し得るのか、どんな仕組みを作ればいいのかを考え実行するのが上役の仕事なのです。

 

任せることと放ったらかすことを混同してはならないのです。

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