ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

真似るべきは思考

 

 にこは自分がセンターに立ちたくて合理的っぽい説得でメンバーの同意を得ようと画策します。

 

一応3年生でアイドル研究部の部長で環境的にはリーダーになる為の”資格”はありそうです。
でも資格はあっても適正については他のメンバーは認めていません。
選択肢にも入ってない様子です。

 

 にこの訴えることはアイドルグループにおいて”ごもっとも”なのですがよく見ると具体性に欠けています。

 

このエピソードから にこが何を評価基準として見ているかが解るのですが、我々リアルにおいても にこのような評価をしてしまいがちなのです。

 

 にこの言う「リーダーに相応しい」こととは、恐らくいままでアイドルを研究してきて感じた素直な事実なのでしょう。

 

でもこれはアイドルの「行動」の一面でしかありません。

 

精査すると・・・
 1、情熱を持ってみんなを引っ張っていけること。
そうですね、複数のメンバーを束ねています。A-RISEにしてもツバサがまとめています。 

 

 2、精神的支柱になれるだけの懐の深い人間。
そうですね、自分のことしか考えられないようではメンバーを束ねることは出来ません。

 

 3、メンバーから尊敬される存在。
そ〜ですね、いくら”私がリーダー”と主張してもメンバーの同意協力がなければハリボテと同じです。

 

さらに歌唱力、運動能力はリーダーというよりはアイドルに必要なスキルです。
 ”オーラ”に至ってはもうこじつけにしかなりません。

 

これらは「行動」として見える形で表現に含まれる要素で にこはそれをただ並べただけに過ぎません。

 

問題なのは「考え方、思考」が抜け落ちている点にあります。

 

結果を求める場合、それに至る順番があります。
 「考え方思考」があって「行動」があって「結果」に繋がります。

 

リアルでも にこと同じになりがちというのは、結果を求める場合においてこの「行動」の部分しか見えていない点にあります。
ネットでも”アフィリエイトが儲かる”としたらアフィリエイトをしたら儲かると錯覚します。”株式投資をしたら儲かる”としたら株を買って儲けようとします。

 

結果儲かりません。

 

ネットでブログか何か開設してアフィリエイトを始めること自体は金銭的リスクは少なくて済みますが、リアル株式投資では資本も必要だし、お金が紙切れになる可能性だってあります。

 

では儲かったという情報はウソなのでしょうか。
そうではありません。

 

アフィリエイトで儲けている人は実在します。株で儲けている人はたくさんいます。なぜ結果がでないのか、それは「行動」の一面しか見ていないからです。

 

上記のように、思考があって行動があって結果が出るわけですから「思考」が抜け落ちていたら結果は出るはずもないのです。

 

ただ単に行動を真似ただけで、それは結果の伴うものではないのです。

 

拡大解釈すれば損をしても授業料として納得できるでしょう、というかそうでもしないと納得できません。

 

真似をするなら「考え方思考」の部分なのです。

 

 「結果」を求めるなら「行動」に至った「思考」を理解しなければ成し得ないのです。

 

 にこの発想に当てはめると・・・
 1情熱を持ってみんなを”どうしたら”引っ張っていけたのか。
 2”なぜ”精神的支柱になれたのか、”どうやって”懐の深い人間になれたのか。
 3”どうやって”メンバーから尊敬されたのか。

 

この ”どうしたら” と ”なぜ” と ”どうやって” はどんな「思考」を基にして得られたものかを理解しなければリーダーを語れないのです。

 

目に見えない「思考」の部分まで探らないと「結果」なんか出ないのです。

 

本当のところ、この「考え方思考」の部分も自分でゼロから発想できれば一番いいのですが、なかなか難しいのも現実です。

 

そこでうまくいっているケースを真似るのですが、およその人は「行動」だけを真似ます。

 

必然的に失敗します。

 

ですが「考え方思考」は真似できます。真似して拡張もできます。自分だけのオリジナルアイディアが発想しやすくなります。

 

ここに価値があります。

 

なんだか見えない「考え方思考」を真似るといっても難しいと感じるかもしれませんが、これも意外にシンプルです。

 

穂乃果の場合、A-RISEを見てその思考を一発で読み取りました。
A-RISEの思考とは「お客さんを楽しませる1番の存在」なのではないでしょうか。

 

穂乃果は”1番”はともかく「お客さんを楽しませることが出来れば生徒も集まる」と解釈したはずです。

 

どうすればお客さんを楽しませられるか、についてはA-RISEと同じスクールアイドルという選択をしましたが音ノ木坂学院オリジナルのスクールアイドルにすることでA-RISEの行動の真似ではなくなりました。
これが思考を真似るということです。

 

スクールアイドルというものを、やって楽しい学校のアイドルと解釈せずに、
 『スクールアイドルを媒体』 として捉えた点、これが思考を真似るということなのです。

 

これがリーダーとしての視点であり、リーダーたる資質なのです。

 

もし にこがこの本質を理解していて自分と照らし合わせたとしたら「し〜か〜た〜な〜い〜わ〜ね〜」とはならないはずです。

 

だって自分がリーダーになれないことは仕方のない事なのですから。

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