高坂穂乃果の経営者気質
穂乃果の気質は本当にCEOです。
リアルの経営者や成功している人と同じような思考、行動をやってのけます。
経営者の人、成功している人は穂乃果みたいに”自分にどん欲”です。
それが見た目ギラギラしているか、さっぱりしているかはその人のセンスによりますが。
そして自分の信じたことは頑固一徹貫きます。絶対に譲りません。それが正しくても間違いでも譲りません。人に傲慢と思われても関係ありません。そんなことはお構いなしに自分というものを持っています。
よくいえば”強力な人間力の持ち主”で、悪く言えば”どうしようもないワガママなヤツ”と言えます。
経営者にも”雇われ社長”に代表されるようなサラリーマン的な人もいますが、こと”叩き上げ”でその地位を築いた人なんかは良くも悪くも、とても強い人であります。
管理者の勤めた数社の会社の社長、オーナーでも、もちろん一年通して顔も見せなければ声も出さない幽霊みたいな社長もいましたが、やる気を社員に見せている社長はハンパなく自分に正直でした。
当時そんな社長と管理者自身を比べて「あ〜俺にはできない」と感じたものです。
とにかく社長の領域は一社員の立場からはブラックボックスで見えません。年齢的にもかなり上です。口を利くのも憚れそうなオーラをまとっていたりします。
それでも人生経験の中で勤めた数社の会社、取引先の会社の社長たちになんとなく共通点が見えてきました。
それが高坂穂乃果の気質ととても似ています。
我々リアルの世界で生きている人はどれだけ「自分に正直」に生きているでしょうか。
人それぞれかもしれませんが大なり小なり妥協の繰り返しなのではないかと思われます。
妥協は周りとの調和を保つ意味では社会に生きるものとして必要不可欠なものと思われます。思われるのですが世の社長や成功している人は優先順位が違う気がします。
まず「自分の意志」が最優先でその意志を実現するために忠実に行動します。それも徹底的に、です。そして諦めません。途中で止めません。
例えその志がかなり上のレベルであっても一度設定したら、そこしか見えていないかのごとく努力を繰り返します。そして結果を出します。それは必然的に成功するしかなくなります。
対して管理者なんかはどうだったかというと、志を持っても途中で妥協して諦めてしまいます。
理由はあります。正当な理由です。でも志を叶える為の理由ではありません。
あくまで諦めた言い訳に過ぎません。
成功者はこれを絶対しません。
どんな障害や壁にぶち当たっても「出来ない」ではなく「どうすれば出来るか」をなりふり構わず人の迷惑すら考えずに実行します。そしてこの壁を乗り越える力は前提を考慮しません。考慮したら乗り越えられない事を成功者は知っています。
大げさに言えば、例え自分が死に至っても甘んじないのです。もちろん志の程度にもよりますが決して過大評価ではありません。
この覚悟が管理者には解りませんでした。どの程度かが解っていませんでした。この覚悟を持って行動できる人が稀だから、出来る人が社長になって出来ないその他大勢が仕える立場になります。
仕える立場を乗り越えるには成功者と同じ思考(覚悟)を持つしかありません。
そう管理者は自覚しています。
でも意外と楽観視もしています。すぐに出来ないことは「練習」をすれば必ず結果は付いてきます。「練習」しなければ元通り。元通りになりたくなければ「練習」するしかありません。
このエピソードで海未のセリフが説明してくれます。
「なんにも囚われないで一番やりたい事、一番面白そうなものに怯まずまっすぐ向かっていく」
そして穂乃果がその方法を教えてくれます。
「練習しよう!」
経営者なんて基本わがままな連中です。自分に正直なだけなのです。