ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

ラブライブイベントの思考

 

ようやく#7になって姿を現したラブライブ!のイベントですが成長途上のμ’sにとっては絶好の目標であり入学対象者に効率よくアピールできるチャンスです。

 

期限付きの具体的な目標は大きなモチベーションをもたらします。
メインタイトルでもある「ラブライブ!」ですがこのイベントの考え方思考を覗いてみましょう。

 

まずイベントそのものの趣旨はリアルでも定番になっている手法です。
というかリアル学校で、本業の勉学以外の活動において、ちゃんと目に見える形で努力と結果を表す方法はこれくらいしかないような気もします。

 

野球なら甲子園、その他運動競技はインターハイなどで地域や全国規模で競争させます。
文化系でも定期的に開催される大会やイベントに向けてみんなで「がんばろ〜!お〜!」となります。

 

社会人になってもその種のトップを目指して競争することで成長を促進します。

 

人間って目標がないと動かないものなのだなと、つくづく思います。

 

行動の大きな動機になるイベントはスクールアイドルというカテゴリーでは「ラブライブ!」となります。

 

穂乃果たち学生サイドからみれば動機とモチベーションと結果を意識した行動努力を促す為のイベントなのですが、さてラブライブ!側にはどんな思惑があって開催するのでしょうか。

 

その前に、リアルで検証してみます。
選抜高等学校野球大会と全国高等学校野球選手権大会、いわゆる高校野球の”甲子園”を例にとると、主催は日本高等学校野球連盟(高野連)で協賛として大手新聞社2社と阪神甲子園球場となっています。
高野連の収入源は企業の寄付金などの資産運用、新聞社などからの協賛金、試合の放映権などだそうですが、大会出場者には資金面での支給は決して手厚くはありません。

 

地方高校が応援団を連ねて甲子園に行く場合”自腹”となります。
距離や規模にもよりますが一試合約1000万円以上かかるそうです。大会出場が決まると学校関係者は選手家族親族はもちろん地元住民OBなど、ありとあらゆる関係者から寄付金をかき集めるそうです。

 

高野連の目的は高校野球の振興でその中に選手の育成が含まれます。協賛社は広告目的でしょうね。

 

リアルで生臭い話ですが高校野球を「まとめる」ことで商売としている、ということになります。公益財団法人なので商売ではないですが高校野球の名目のもと利益を得ています。

 

架空のラブライブでは・・・
ストーリー上「ラブライブ!」の主催者については何の情報もないのですが企業が広告目的で主催するのが一般的と思われます。

 

そして企業にしろ財団法人にしろ見るべきところは「ばらばらの物をまとめる」思考です。

 

学校生徒側と主催者側の思惑が一致さえすれば莫大な利益を生み出せる事ができます。
思惑とは、生徒は自分の努力の結果を競いたい欲求、主催者はまとめる場所や環境を整備提供することで見る人、知る人を大きく集めて増やすことができます。

 

お互いWINWINとなります。

 

このように集約する、「ハブ」になることは扱うものが野球でも情報でも商売的になければならない必須なものなのです。

 

ちなみに「ハブ」とは自転車の車輪によく例えられます。車輪の中心部分が「ハブ」です。一つの「ハブ」に向かって何本もの”スポーク”を張り巡らせて大きな車輪を転がします。

 

ハブの発想は何も野球や高校の部活動に限りません。
規模の大小はあれど商売の基本原則でもあると同時に人の営みでもあります。

 

キーワードは「集約」です。

 

お店は商品を売る目的でその商品をキーとしてバラバラに散らばっているお客さんを集めて物やサービスを売ります。
会社組織はその拡張版です。学校も同じです。勉学したい、あるいはしなければいけないバラバラに散らばっている人を集めて勉学を教え収益を求めます。

 

商店主、社長、経営者、主催者、責任者などは「ハブ」となって人を集めることの出来る人たち、その立場なのです。

 

ここで我々会社員、労働者など仕える者との決定的な立場の違いに気が付きます。

 

つまり集める人と集まる人の違いです。

 

消費者とか提供者とか会社とかお客さんとかの”名目”はハブの仕組みに乗っかってからの形容詞で後付けでしかありません。
極論をいうと集められれば成功者、集められなければその他大勢ということになります。

 

もし人が”成功したい”とか”自分の城を作りたい”とか”勤める人生を改めたい”などと思うのならこの「ハブ」になる、または「ハブになる仕組み」を構築しなければ成し得ません。

 

この思考を学ぶと世の中の営みがいままでと少し違って見えてきたりします。
会社勤めの人は、なぜ会社勤めなのか、それは自分の立場が”スポーク”でしかないからです。

 

素敵なお店に入って素晴らしい商品やサービスを提供されて感動したとしても、そこに集まる時点で”スポーク”になっています。

 

ソース(ネタ)はなんでもありです。
なにかしら人や物や情報を集める要因(器)さえあればその人は「ハブ」となりその仕組みを使って仕事でも社会奉仕でもなんでも出来てしまいます。
ただ認識しておかねばならないのが人は基本”スポーク”です。

 

 「ハブ」になるためには、放っておけばそのうちなれるというものではありません。
もちろん二世経営者みたいに「ハブ」的立場がある程度約束されている人もいます。
稀なケースは別として、普通の人はここに「努力」の必要性が生じます。努力とは行動です。行動は思考によって決定されます。「ハブ」の思考が解っていないと道を誤ってしまうのです。

 

実際に高校生の活動にアイドルカテゴリーを作ることが出来て、スクールアイドルプロジェクトを発足させ、それをまとめることが出来れば物凄い効果を得られることが容易に想像できます。

 

管理者は誰かやりそうに思うのですが、やれませんかねぇ・・・リアルラブライブ!

管理者著書

『シナリオ技術とビジネスセミナーの融合〜売れるバックエンドのストーリー〜』



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