思い立ったら即行動
「思い立ったら即行動」なんてよく言います。
でも実際には「思い立ってもとりあえず休憩」なのではないでしょうか。
そして何もやらず時間が過ぎて結局忘れてしまいます。
後になって思いだしても”思い立った”時ほどのモチベーションは既に失われています。
「あ〜あ」って感じです。
”思い立ったら”という位なのだから、緊急性も伴わないからその程度の結末になると思いきや、切羽詰まって緊急性を認めていても、やらないときはやりません。
管理者の経験上この仕組みに理屈はありません。
でもどうしてもやらなければならない時に、これでは困ります。どうしたらいいのでしょう。
穂乃果たち7人μ’sも隠れた問題が露呈します。
メンバーの約1/3が赤点予備軍でラブライブ!出場のせっかくのチャンスを自ら手放す危機に見舞われます。
赤点対象者は対策を施しますが穂乃果の「明日からがんばろ〜」との緊張感のない発言に「今日からです!」と海未に諭されます。
”にこりんほの”の肩を持つわけではありませんが、人は基本なまけものです。
動きたくないし考えたくないしダルがりです。
好きなことにはそれなりに積極性も伴いますが、嫌いなこと苦手なことなどネガティブな事柄に対しては”好き”より強く反応してしまい、それに対峙なんかせず逃げたい衝動に駆られます。
これは本能です。仕方がありません。
ですが仕方なくないμ’sはこの現状をなんとか打破しなければなりません。
やる気、モチベーションは人間の脳の中の側坐核という部分が司ります。
こいつの性質を知れば早期にやる気モードチェンジできるヒントになります。
まず「やる気」は、「やらないとやる気にならない」 という事実を知りましょう。
「やる気になれないから困っとるやん」とツっ込まれそうですが、こればかりはしょうがありません。
そういうものなのです。
脳の側坐核は自動的に発動はしないのです。
具体的には「嫌でもとりあえず始めてみる」とか「無理して体を動かす」ことをしないとやる気には絶対なれません。
人間の「やる気」はプリインストールされていても常時スリープモードになっています。
つまり頭の中で寝てやがります。
これを叩き起こすには行動を起こして刺激を与えないといけません。
ですから「とりあえず嫌々やってみる」ことが重要なのです。
この時あまり先の事まで考えてはいけません。”原稿完成まで800kb”とか、現実にそうであってっも意識してしまうとそれこそ思考停止してしまいます。
ごくごく簡単なところから始めることが早い段階で「やる気」モードになるコツです。
「5分だけ」とか「1ページだけ」とか「机に座ってペンを持つだけ」とかでもいいと思います。
なるべくハードルを低く設定して自分をなんとかごまかしてちょっとだけ「始め」ます。
ここまでくればしめたものです。「あ〜だりぃ」とか思いながらも始めると側坐核がムックリ起きだします。
起きだせば後は自動的にやる気、モチベーションを持続させてくれます。
5分だけのつもりが結局3時間やっちゃった、洗い物だけ済ませようと思っていたら結局家じゅう全部掃除しちゃった、なんて経験があるかと思います。
この作用を「作業興奮」といいます。
勉強の得意な人はこの作用をうまく利用できる人ではないでしょうか。
それでも例え5分でもその気になれないという時もあるでしょう。
管理者もついついテレビにかじり付いて離れられなくなります。
そんな時でも少しだけ何かを変えてみます。テレビの画面から目を移し少しの間だけ違う景色を眺めるだけでも側坐核を刺激することができます。
作業を続けていても問題や壁にぶつかって考え込んだり手が止まったりして集中出来なくなります。
そんな時も一旦環境や目線を変えてみます。
いわゆる気分転換ってやつですね。
気分が落ち着いたらまた低いハードルを設定して「とりあえず始める」ことをしてください。
そうするとまた「作業興奮」が働いていいアイディアが浮かぶこともあります。
さらにこの作用を最適化するためには適度な運動と睡眠が有効です。
どうぞ御試しあれ。