ラブライブ!ビジネス論 高坂穂乃果はCEO

このサイトの記事は 『c2013 プロジェクトラブライブ!』 よりビジネス論比較研究の為に引用させていただきました。

みんな現状維持が好き

 

ことりはなんで逃げたのでしょうか。

 

希に捕獲されなくても翌日の学校でバレるでしょう。
でもそんなところが可愛いのがことりのキャラクターなのです。そしてことりの逃げる心理は”現状維持”にあるのです。

 

人は基本的に変化を嫌います。
変化を嫌うわけですから現状を維持することになります。
この場合の”変化”とは自分の環境だけというわけでもありません。感じたり考えたり、発言することに対して伴う行動に置いても一貫性を良しとして変化を嫌います。

 

人間は変化を好まない、のではなく本当に”嫌う”生き物なのです。
その基本嫌いな変化は起こそうとすると膨大なエネルギーを必要とします。

 

このエネルギーの源は動機に由来します。

 

ことりは自身を穂乃果、海未と比べて劣等感を持っていたようです。
極端な劣等感を抱くと心理的に”不確か”な状況と捉えて落ち着きかなくなります。どこかに落ち着ける場所だったり状況であったりを探します。

 

ことりの場合、それがメイドさんのバイトだったのでしょう。
もちろん劣等感が動機で、劣等感の比較対象が穂乃果海未なので親友であっても安易に相談はできません。
 ”一人でこっそり”が就業条件となります。
そこでハマり短期間で”伝説のメイド、ミナリンスキー”にまで登りつめます。
その現状が崩されるシチュエーションがスクールアイドルショップ前で起きました。

 

それで必死になって逃げまくります。と、分析したのですがいかがでしょうか。

 

リアルでも、”いつまでもこのまま”が良しとされます。
会社の採用面接の履歴書でもひとつの会社に長く勤めた方が評価されます。
住居にしてもお金を借りる際など居住年数が長い方が評価されます。

 

継続は力なり、というのは現状維持にも力がいる為に評価を認めた言葉ではありますが、逆に変化は受け入れられないという側面もあるのです。

 

それでも現状に満足していれば別ですが不満、不安、不確かさを感じた場合に何か変えていかないと解決されません。
それには更なる力が必要になります。

 

ことりと同じ、行動を起こすだけの動機がなければそもそも動きません。”いつまでもこのまま”が負担に感じて初めて次を考えるのです。

 

管理者は現状維持が苦手です。
落ち着きが無いのでしょうが、現状維持を求める社会的現象はイマイチ納得がいきません。
確かに現状を維持する力は大きいと思います。”継続は力なり”を日々感じているのですが変化だってそれ以上に力、エネルギーを使います。
それに多少なりとも思い切りや勇気だって必要になるのです。

 

現状維持を管理者が志すと、志した瞬間から現状維持でなく右ナナメ下の曲線を描く印象が強くて、つい「今以上」を望んでしまいます。
そして仕事にしても良く言えば「多様性がある」、悪く言えば「転々としている」となりました。

 

就職面接はいい顔されません。もうそういう人種が面接を担当するのだと諦めました。
でも現状維持がベストではないことは誰もが知っています。
会社の経営者だって会社を潰しても現状維持している人がいます。社会的責任の大きい経営者ですら変化を嫌います。
変化しないと潰れることが解っていても結局何もしません。当然潰れます。いい加減なものです。

 

東日本大震災で未曾有の災害を予見できなかった行政責任者、学者らは現状を維持する価値観で物事を判断していたのではないでしょうか。

 

特に学者は仮説を立てる段階で「このままであろう」とか「前例がない」的な弁解が目立つような気がします。変化に価値を置いていないのだから、そりゃ想定なんて出来るわけがありません。

 

当然結果は「想定外」となります。
その想定外で数万人も死にました。学者はもっと責任をとるべきと管理者は強く思います。

 

現状維持の仕組みはともかく、なにかを興そうとする場合、現状維持では何も起こりません。

 

考え行動し結果を得ることで現状維持よりも大きな幸福感を獲得します。さらに成功した人、うまくいっている人はそれに甘んじません。
更なる高みを目指して現状に満足しません。

 

穂乃果たちも変化を積極的に受け入れ行動します。

 

ことりも身元がバレたにしろ勇気ある行動の結果カリスマとなりました。

 

現状維持なんて面白いのでしょうか。管理者はこの価値観に一石を投じたいと考えます。

 

人もシナリオも同じです。「変化」してナンボなのです。

管理者著書

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