脚本構築法の選択肢|シナリオ教室の劣等生

脚本構築法の選択肢

 

※シナリオ原稿の書き方はカテゴリー「シナリオスクールのリアル基礎講座」を参照下さい。

 

実際に書いてみる、ただし作品として自分から出力するシナリオにはタイミングが存在する。

 

今書きたい、書いておかなければ忘れてしまうこの感覚、という場合に書くべきで、「書かなきゃいけない」ではない。

 

義務で書いてはならないのだ。

 

書けるところまで書いてみる、枚数制限なんて気にしない、思いっきり思うままに書くことが重要である。

 

いわゆるゾーンに入れれば成功の一歩。

 

プロットなんていらない。プロットに縛られると可能性や自由な創作の邪魔になる。

 

スタッフ間の資料として必要なプロットは話合えば済む事なのだから。

 

シナリオの構築法は自分で見つけるしかない。

 

プロット不要論、ファーストシーン拡張派、イメージ先行派、設計派、テーマ、ログライン設定派、パターン応用派、箱書き派・・・

 

やり方は様々でやり易い方法を見つける事でよい。

 

肝心なのは「違うな」と感じた時点で変える気持ち、勇気なのだ。

 

プロット不要論・ファーストシーン拡張派

 

初心者にはちょ〜っと敷居が高いと思われる方法ですが、作家と言われる人はここまで具体的なイメージを文章化できるのです。

 

自分の中にだけ、あらすじを決めます。(メモとかで書き出しません)
登場人物も決めておきます。(メモとかで書きだしません)
ファーストシーンからイメージだけで直接ホンに書いていきます。プロットも書きだしません。
途中で止めないで、書けるところまで書き続けます。ともかく最後まで一気に書いてしまいます。
これだけで、後は推敲を重ねます。

 

※解説
この方法は「登場人物も物語も生きている」前提で構築していきます。
書いてみてその後の展開をキャラクターに任せている(丸投げしている)、つまりインスピレーションがカギとなる上級者向け(管理者はそう思う)な方法です。

 

ですがイメージさえ出来れば、これが一番てっとり早い方法でもあります。
テーマやプロットに縛られなくて素直な自分のイメージを反映できます。

 

テーマが無いとダメとか、プロットが無いと書けないというのは、裏を返せばそんなもの(本文と関係ない文章)に縛られるということになります。

 

イメージの構築ができない初心者はテーマとかプロットというガイドラインがないと脱線してしまうかもしれませんが、脳内イメージを膨らませることを何度か繰り返すと、意外にも勝手に筆が進んでしまいます。

 

肝心なのは一気に書いてしまう事です。
途中で止めない、出来れば休憩しない、ご飯も食べない、ムリゲーかもしれませんが、集中して一気に書いてしまわなければ消えてしまうものなので鮮度が重要なのです。

 

書き終えてしまってからでもいくらでも推敲はできますし、修正もできます。

 

もうひとつ言える事はイメージが出来あがるまで書くな、ということです。作品の長さにも寄りますが書くこと自体はそんなに時間がかかるものではありません。

 

まして手書きでもないのでその都度文字の訂正は出来てしまいます。
時間がかかるのは悩んでいる時だけです。考えながら書いていると当たり前ながら時間はどんどん過ぎていきます。

 

プロット不要論・ファーストシーン拡張派 は作家さんの気持ちを垣間見える面白い試みでもあります。
なんてったって20枚とか意味のない縛りなんか全無視して自分のやりたい放題のホンを書けるやり方です。

 

早いうちに試しあれ

 

それでも気を付けたい部分はありますので以下にまとめておきます。

 

・自分を”主役”としていないか
・自分を主役としていたら描写が難しいので止めておくように。なぜなら自分を客観視することほど難しいものはないから。
・他人をモデルとせよ、第三者の視点で、カメラ目線でイメージすると膨らみやすい
・完成したホンでなんとなくギクシャクしていたら、モデルに対する観察力が足りていないか、脳内あらすじがおかしいか、どちらかである
・プロットが必要なら書き終えてから書けばいい
・最初にプロットが必要なら”概略”程度に留めるべき
・最初にプロットありきではない、キャラクターの自由な行動が最優先で順番が違うのである、シナリオ以前のプロットは百害あって一利無
・異性と付き合いましょう、その経験がなによりイメージを具現化する

 

 

 

完成映像を模写してみる

 

気に入った映像なりアニメなりを見ながら文章化、脚本化してみる方法も勉強になります。

 

DVDの一時停止を繰り返してノートに柱、ト書き、セリフに分解して書いてみます。ただし訓練としていいところと悪い所があります。

 

いいところは自分の気に入った作品であればその作品の真意が分かる、または分かり易くなります。
気付かなかったお気に入りの作品の魅力が一層見えてくるのでけっこう楽しい作業になります。
脚本の書き方の練習にはなります。

 

悪い所は完成映像なので当然コンテや演出や監督の意向が入っています。
その為、作業としてはやたらと枚数が増えてしまいます。
一時停止ばっかりやる事になるのでシーンの繋がりが見えなくなります。

 

大先生の意見は模写について・・・
 「映像を止めないで見て、印象に残った部分に限り柱、ト書き、セリフを抽出する、それも一回みてやるだけ、何度も繰り返さない」
だそうです。

 

管理者はシナリオスクールに通う前はこの模写をよくやって楽しんでいました。
映像音声を文字化するととても作者の意味、意図が理解できます。映像ではピックアップ出来ない事がこんなにもあるんだと思った次第です。

 

さらにシナリオの書き方を覚えてしまういい方法として、今日の出来事を文章化そして脚本として書いてみるのもいいと思います。

 

ニュースで報じている1つの出来事を柱、ト書き、セリフに分けて原稿用紙に起こしていきます。これでネタ詰まりにはなりません。

 

わざわざスクールにお金かけて通わなくてもシナリオは書けます、問題はその先にあるのですが・・・。

 

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 シナリオ執筆完全作業マニュアル〜シナリオを書き始める前に必ずやること〜 のもくじを紹介します。

第一章 シナリオ構築の全体像
  • 参考に過ぎません
  • 必要な作業とは
  • 小から大へ向かう
  • この作業に取り組める人とは

第二章 実作業に取り組みましょう
  1. テーマの設定
  2. ログラインの決定
  3. お話しの骨格を設定する
  4. キャラクターを作ってみよう
  5. プロット出しでアイディアを量産する
  6. 箱書きで構成を検討する
  7. 下書きシナリオ執筆
  8. 推敲と清書

第三章 お話しの作りはお手本からマネをする
  • 現実的な“マネ”とは

第四章 コンクールに応募する場合
  • 応募要項は鉄板ルール
  • スケジュールに気をつけよう
  • 添付するあらすじについて


※PC画面で23ページ、16075文字



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