脚本家とシナリオスクール

※管理者が通ったシナリオの学校の実名は出しません。
でもその道に詳しい方、管理者と同じ学校に通った事のある方、在籍中の方は検討が付くでしょう。
このサイトでは ”シナリオスクール” として呼び方を統一していますが、
管理者が通った学校は1校だけです。
御拝読頂く際には、1ユーザーの、1つの個人的見解と捉えて頂きますようお願い申し上げます。
何事においても評価基準はある1面から判断出来ません。その点、ご留意ください。
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シナリオスクールの延長線上にシナリオライター、脚本家は存在しない。

 

確かにシナリオスクールの卒業生や在籍経験者がプロの脚本家になるケースはあるっちゃある。

 

でもその脚本家さんはスクールと実業をひとつに考えているわけではない。

 

教わることと、仕事にする事は同じでない現実を理解している。

 

だから、単にシナリオスクールに通っていても脚本家にはなれない。

 

 

 

管理者のシナリオスクール履歴書

 

のっけから夢のないお話しで恐縮なのです。

 

管理者がいろんなことを感じて結局辞めてしまったシナリオスクールは、プロと呼ばれている脚本家さんはどう思っているのか、
実際の現場はシナリオスクールをどう思っているのか、
管理者自身の判断は妥当か、ただの諦めたヤツでしかないのか・・・・

 

そんなことを知りたくて このサイトを作った意味もあります。

 

管理者のシナリオスクールにおける経歴(?)は大変浅いものでしかありません。

 

基礎課程を週1日講座を半年間通学
夏休み集中講座参加
基礎課程修了後研修課程に進学
3期中1期のみ終えて現在休止中
在籍中複数のセミナーに参加

 

そんな程度です。

 

基礎課程修了してからひとつ上の研修課程に進みましたが
1日だけ参加してそこから筆を置いてしまいました。

 

理由は 「わからなかったから」 です。

 

なにが分からなかったか、というと お話しの作り方と人物の想像のやり方です。
つまり、書けなくなりました。

 

基礎課程中は課題も書けましたし、提出も滞りなく終えられました。
適当でもなんでも書けていましたが半年間通って、見えたものと見えなかったものがあります。

 

見えたものとは、現実です。
この半年間の内容で脚本家になれるわけがありません。
良くてキッカケ程度、そして仕事として成立させるためには全くの情報不足です。
その現実とシナリオスクールの溝みたいなものを感じてしまいました。

 

見えなかったものとは、具体的なスキームです。
それはシナリオ作品の作り方もそうですし、仕事に出来るかということに付いてもそうです。
講義その他はあくまで抽象的な表現しかしませんでした。各論でなく一般論どまりの内容に思えてしょうがありませんでした。

 

「このまま進級して書く作業を言われるがままに書いて評価を受けて、それで本当に作家になれるんかいな」
今後のカリキュラムに説得力を感じませんでした。

 

そして方法に迷いました。迷ったあげく ”この方法では作家になれない” これが管理者の結論です。

 

今回このサイトを開くにあたり、もう一度考え直してもいいかな、と思い進級した段階で停止していたものを復活させてもらいました。
そして課題のシナリオを10課題提出したところで
 「やっぱ変わんねえな」
と感じて、今はやっていません。

 

たぶん、もうシナリオスクールには、生徒としては関わらないと思います。

 

いくら使ったかなぁ〜¥

 

総額20〜30万円くらいは使っていると思います。
けっこうセミナーとかも参加していたんで。交通費は別です。

 

ビジネスセミナーでも20万円のセミナーといえばかなり高級な方になります。

 

在籍中で得られたものといえば・・・
・シナリオの書き方、書式
・シナリオを書き続ける環境
・シナリオを解析した学問的な知識
・シナリオというものが書ける、聞けるようになる
・一応作家になるための目標と環境

 

こんなところでしょうか。

 

当時基礎課程クラスの初講義ではけっこう人が集まっていました。昼夜あわせて100人くらいはおられたと思います。
当然ながら徐々にその人数は減っていくわけですが それでも半年後の修了段階では半分以上の生徒は残っていたと記憶しています。
その中でどれだけの人が進級したかはわかりません。
管理者が欠席したのは最終日の修了式だけの日と、講義を聞いていてどうにも役に立たないと感じた講座を途中退席した1日だけです。

 

個人的にお友達も出来ましたがその方は・・・途中で来なくなりました。

 

管理者は全過程全うしませんでしたが予定通り最上級クラスまでいくとなると2年もあればいけます。
課題を作る作業スピードによって速い人にも遅い人にも対応しています。
基礎講座から毎回宿題(課題)の提出があります。
1課題につき原稿用紙2枚から徐々に増えていって最終的に20枚までで、それ以降20枚というのが1課題に対する制限になります。
コンテストに応募でもしないかぎり20枚限度で課題をこなしていきます。
講座形式は基礎課程だけで、あとの上級クラスはゼミナール形式で少人数のクラスメイトと作品を発表しあってディスカッションします。
その時間の中でコンクールの入賞を目指したりします。

 

これからシナリオスクールに行こうか、通おうか考えている方は参考にしてください。

 

 

シナリオスクールと脚本家はリンクしない

 

シナリオスクールに入学すると卒業生で脚本家になった人のリストをもらいます。

 

いやはや、そうそうたる面々なのですが、歴史があるスクールだったのでかなり古い人も目立ちます。
その昔、シナリオスクールにもプロになるキッカケがけっこうあって講師の手伝いからプロの世界に入ったという方も珍しくないようでした。
今は違います。そのような人脈は在籍していて感じませんでした。
むしろ講師がプロになるキッカケ、チャンスを待っている、という感じで生徒までお鉢が回ってきそうにはありませんでした。

 

このサイトは2次元よりなのでアニメ業界で考察すると、脚本家は不足してはいません。不足しても業界内で賄っていけるレベルのようです。
当然一般公募なんて滅多にしません。シナリオスクールもアテにされていないようです。

 

アニメ業界でもシナリオスクール卒業生、在籍経験者からメジャーな脚本家がおられます。
でもなぜかそのことは表に出ません。卒業生でも在籍経験者でも現在のお仕事の方がお忙しいのでしょう。
シナリオスクールと関わっているアニメ脚本家さんはほんの何人かのようでした、ていうか来ませんよ、売れている脚本家さんは。

 

そして圧倒的にアニメ業界の脚本家さんはシナリオスクール出身者でない事実があります。
ま、アニメ業界に限らず今の映像業界もそうなんですが。

 

更に驚くべきことにアニメ業界の脚本家さんの中には
シナリオスクール経験者を評価しないきらいが存在します。

 

これには本当に驚きました、管理者は。

 

そりゃそうです。
管理者の目的として行動していたことが もともと評価対象になっていなかったのですから。
一部の意見と一蹴するのは簡単です。では、なぜそのようなことになるのか、
その答えは管理者にとって意外に単純でした。

 

それは管理者が感じてシナリオスクールを辞めた理由ととても共通点がありました。

 

お名前は伏せさせていただきます。
この方は長年プロの脚本家さんで近年他界されました。
その方の作品は今でも(この記事は2016年末に書いています)伝説になっています。
そして、管理者の通った同じシナリオスクールの在籍生で大先輩でもあられるのです。

 

その方の記事を抜粋して、意味合いが変わらないように管理者が書き直したものをご紹介します。

 

基本的にアニメ学校、シナリオスクール卒業生を信用していない

 

 ”学問” のような脚本の書き方を教えることに偏りがち。
作者不在で脚本の形式や構造パターンのモノしか出てこない。
脚本の実作と脚本を教える事は別。
面白い脚本を書く人が教師に向いているわけではない。
脚本家個々のオリジナリティや感性は、その人だけのもので教えて身に付くものではない。
面白い脚本を書く人を教師にしても生徒みんなが共有できる脚本技術を教えることは不可能といってよい。
もし、生徒全員が共有できる技術があるとすれば、それはオリジナリティがない意味になる。
なので、(シナリオスクールに)招かれた脚本家は技術論よりも、人生観や感性や脚本家になるまでの道のりを語るしかない。
あくまで ”参考” の域を出ない。
個性の強い人ほど独自の脚本術を持っているから生徒全員に通用するものではない。
あくまで、その人個人の創作方法。
面白い売れっ子脚本家などは大忙しで自分の創作術など分析する暇なんかない、書きやすい方法で書いているだけである。
一般的な創作法や技術論など知識があっても脚本を書いてるときはいちいち意識しなくていい。
脚本という個性が要求される作業と脚本の評論や分析研究は別のモノと思ってよい。
シナリオ学校に集まる事は世界が狭くなる事にも繋がってしまう。
もともと個々にあったオリジナリティがみんな集まることで同じような事を教わり、群れをなし画一的になってくる。
朱に交われば赤になる。
工業製品みたいなパターン化した話しか書けないライターの集団となる。
つまり 書けない脚本家になっていく。

 

 

いかかですか?
かなり厳しいご意見ですが管理者はとても合点がいきました。

 

 「こういうことを教えてもらいたくてわざわざシナリオスクールに通った」
のです。

 

だからあながちシナリオスクールから離れたのも間違いじゃなかったと、今は思います。

 

そう、求めるべき相手を間違えていたのです。
少なくとも、管理者には合いませんでした。

 

 

何の実績も無い管理者が感じていた事を実績のあるプロの脚本家さんが一刀両断してくれました。

 

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